逆転検事2 感想(ややネタバレ含む)

逆転検事2、無事に終了しました。
1日に1章、長い章は2日に分けてプレイし、約1週間で攻略終了。
いや~、面白かった。
基本的なシステムは、前作とほぼ変わらず。
操作パートは御剣(または回想キャラ)を操作し、証拠品やロジックを集めていく。
対決パートでは、ゆさぶりで証言を更に引き出したり、証拠品でどんどん矛盾を暴いていく。
う~ん、殆ど変わらない安心のシステムですね。
こう言ったシリーズ物は、システムを変えられると困りますからね……。
今回から加わったのは、ロジックチェス。
証人が隠そうとしている証言を引き出すための駆け引きと言いましょうか。
時間制限がある中で、相手の様子を見つつ発言していかなければいけません。
相手が激昂している時は、様子を見る事も大事。
中々、苦戦させられました。


さて。
肝心のストーリーの方は、第一章から実に盛り上げてくれます。
章が進むごとに、どんどんテンションが上がっていくのですが、全ての事件が最終章で集約する様は実に素晴らしい。
ストーリー全体に散りばめられた伏線も全て回収され、満足感一杯です。
ただ……最終章は話が進むにつれ、何と言うか……盛り下がります(笑)。
本来ならテンションが最高潮に達するはずなのですが、その最高潮が1章前で終わってしまうのが何とも、いやはや。
それもこれも、最終章の犯人から『小物臭』がするのが原因。
や、ね……。
やってる事は凄いし、御剣以下優秀な検事や弁護士を追い詰めるだけの凄い頭脳も持っています。
持っているはずなのですが……何と言うか、小物臭しかしない!
話が綺麗に纏まっているだけに、何と言うか残念です。
前作のように、超えられない圧倒的な壁、と言う物がラスボスに皆無だったのが原因か?(笑)
そんな不満もありましたが、全体的に良く出来ているゲームだと思います。
1話完結型で、一部アレ? と思う謎が残る。
しかし章ごとでしっかり話が完結しているので、気にせず先に進めていく。
それが最終章で全て集約され、アレ? と思っていた謎が次々と解き明かされていく。
その快感は、何とも言えません。
逆転検事2のテーマは『親子の絆』であり、それも最後まで貫き通されています。
ストーリーの完成度は、逆転シリーズで最高峰の出来と言ってもいいでしょう。
しかし反面、難易度も高く、詰まる事もしばしば。
まー、簡単すぎてもアレですけどね。
ひとまず、裁判シリーズをプレイしている人にはオススメ。
1をやってなくても問題はありませんが、ヒロインを含めて前作から引き続き登場するキャラが何人かいるので、やっておいた方が無難かな、と言うぐらい。
どう言うキャラか知っている程度で、問題なく楽しめると思います。
CAPCOM 逆転検事2