SMDV ディフューザー 50 ソフトボックスの効果を確かめてみた

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すごーーーく今更ではありますが、SMDV ディフューザー ソフトボックスの記事の続きになります。
散々使っておいて、凄い今更!
多灯撮影の記事も、書こうと思って全然書いてないよね。
と言うか、実際に書いてみると色々と表現が難しいので、遅々として作業が進みません。
完全に話が脱線していますが!

そんな訳で、実際にディフューザーボックスの効果を確かめてみました。
ストロボディフューザーを持っていれば、それとも比較できたのですが、生憎手元にはありません。
あくまでディフューザーボックス単体での比較になるので、そこはご了承願います。

直焚きとディフューズの撮り比べ

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部屋が汚いのは気にするな!
整理が追い付かないだけです……。

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ピカッ!
うをっ、まぶし。
まずは気合一閃、ストロボを正面から直焚きです。
やっぱりと言うか、当たり前と言うか、フラッシュ特有のクッキリした陰影が出てしまっていますね。
フィギュアの塗装の関係でそれ程酷い状態には見えませんが、均一に光が当たっているため、平面的に写ってしまっています。
正面から強い光を浴びせているのですから、当然ですね。

SONY DSC

て事で、ストロボをディフューザーと合体!
なお、写真は使い回しです(笑)。

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左側がディフューズした写真、右側は比較用です。
ディフューザーによってストロボの強烈な光が和らげられ、体に落ちる影が柔らかくなって目立たなくなっています。
ストロボで撮影したとは思えませんね。
しかし正面からでは、大部分に光が回ってしまうため、効果が微妙に分かり辛い。

SONY DSC

では、ストロボの位置を変更してみましょう。
フィギュアの右側面近くにストロボを移動させました。
と言うか、今の部屋の状態では右側にしか置けな(ry)。
では最初と同じように、まずはストロボ直焚きで撮影してみます。

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月の裏側のような陰影になりましたね。
明るい所と暗い所がハッキリと分かれ、色々な所に影が落ちて大変な事になっています。
これはいけません。
ディフューザーボックスを投入してみましょう。

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何と言う事でしょう。
完全に別物になりました(笑)。
傘によって発光面が広がっているため、直焚きで届かなかった部分にまで光が回っています。
しかし、暗い所は相変わらずですよね。
しつこいですが、左側がディフューズした写真、右側は比較用です。

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だったらレフ板を使えばいいじゃない!
と言う事で、カメラに入り込まない位置にレフ板を立ててみました。
ええ、普通のフィギュア撮影になってきましたね。
逆に言えば、ストロボをフィギュア撮影に使えるレベルにまで光を拡散してくれる、ナイスな撮影機具なのです。
2つ用意できれば、屋内だけでなく屋外での撮影に役立ってくれる事でしょう。

利点と欠点

では、このストロボディフューザーボックスの欠点は何でしょう?
ぶっちゃけてしまえば、値段、ですね。
身も蓋もないですけど(笑)。

通常のライトバンクであれば、スタンド込みでも1万数千円程度で購入できます。
しかしストロボで同じような装備を揃えるとなると、ストロボディフューザーの価格に加え、ストロボ本体の価格が上乗せされます。
ある程度の発光量は欲しいですから、Canonだと320EX辺りが最低レベルだと思います。
となると、ストロボ本体のみで約20,000円。
スタンドも含めると、ライトバンクの2倍以上の価格になってしまうのかな?
普通にライトバンク使った方が良いですよね。

またストロボディフューザーと比べると、大きく嵩張ります。
折り畳めるとは言え、持ち歩くには邪魔ですし、人の多い場所で使うのはもってのほか。

じゃー、SMDVの利点は何かと言えば、撮影場所を選ばない所、ですね。
ライトバンクを使うには、当たり前ですが電源が必要になります。
しかしSMDVはストロボが発光源ですから、電池さえあれば何処でもライトバンクの効果で撮影が出来ます。
人物撮影からマクロ撮影まで、幅広く使えるのが魅力的です。
ストロボディフューザーよりも拡散効果が強く、ライトバンク感覚で使えるのはとても魅力。
何より、手持ち撮影出来るのが最高です。
気を付けないと、ピント外れちゃいますけどね……。

ただ、手持ちで撮影するのはISO感度をある程度上げるか、被写界深度を浅くする必要が出てくるので、高感度ノイズが気になってくるかもしれません。
私は6Dで撮影しているので問題には感じないのですが、そうでない場合は普通に三脚も使って撮影するのが良いと思います、はい。