【DD】手に表情を付けるために手首パーツを加工してみた

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やるやる言いながら、かなり時間が経ってから記事書くのって良くないよね!
ちなみに、件の記事を書いたのが去年の11月……って、半年経ってるじゃねーか!
馬鹿なの? アホなの?
しかし反省はしてない。

と言う事で、今回は手首の改造に関する記事です。
この方法はネット上に散見している情報ですが、このblogでも書き残しておく事にしました。
非常に簡単な改造ですが、リスクもかなり伴うので、実行する際には十分にご注意下さい。

さて、DDは手首が前後に曲がりますが、左右には曲がりません。
逆にオビツは手首は左右に曲がりますが、何故か前後には曲がりません。
当然ドールとしての機能は、DDの方が優れている訳です。

ただ、オビツは非常に簡単な加工によって、保持力を維持した状態であらゆる方向に手首の向きを変えられるようになります。
ではDDはどうかと言うと……微妙!
出来なくはない、と言ったレベルです。
オビツはニッパーとヤスリさえあれば出来る程度の改造ですが、DDでは軽く工作が必要になるので、敷居はやや高いかも知れません。

そこで今回紹介するのは、ぶった切るだけ、と言う実に簡単な改造方法です。
試しにミクさんの手首パーツで試してみましたが、割と調子は良かったです。
しかし欠点もあるので、今は別の方法に切り替えています。

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それで肝心の改造方法ですが、手首のパーツの赤い線の所を切断するだけです。
ね? 簡単でしょ?
ニッパーで切断するだけの簡単なお仕事。

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見事にぶった切れました。
根元まで切断するのは、手首の回転をスムーズするためのようです。
正直、かなり心配になる形状です……。

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加工前と比較。
見事に逝ってしまっていますね……。
取り敢えず、ミクさんで効果を実証してみましょう。

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見ての通り、横方向に手を曲げられるようになりました。
勿論、手首パーツは一切動かさずに、ハンドパーツのみで回転させる事が出来ます。
つまりどう言う事かと言うと……。

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今まで出来なかった微妙な手の角度が表現できるようになった訳です。
写真を撮っている時に、あと少し手が内側を向いてくれたらなーとか思った事、撮影をしている人ならあると思います。
それが自由自在ですよ!
流石に手首パーツの半分以上を切断しているお蔭でグラグラはしていますが、すっぽ抜けるような事は余りありません。

また、手首パーツの先の方を大きく切断しているため、非常に簡単にハンドパーツを付け替えられるのは大きな魅力。
オビツでもそうですが、ハンドパーツの付け替えって、結構労力が必要なんですよね。

しかし、勿論欠点もあります。
この方法、ノーマルハンドや開きグーなら上に書いた通り、軽く引っ張る程度ではすっぽ抜けたりはしないのですが、実は持ち手だとすっぽ抜けます。
ハンドパーツの穴の大きさの問題だとは思いますが、スカスカです。
自然に外れたりこそしませんが、動かそうとするだけで抜けてしまう事もしばしば。
当然保持力などある訳もなく、余程軽い物でないと手に持たせる事も難しくなります。
そのため、必ず予備パーツを手に入れた上での改造が推奨されます。

しかし、ボークスでは手首パーツのみの販売は行われておりません。
オビツの場合だとパーツ単体で売られているので色々と実験も可能な訳ですが、DDの場合は7000円半ばの腕パーツを買わないと手首パーツが手に入らないので、失敗した時のリスクが大きすぎます。
今回、私が改造できたのも、ミクさんのハンドパーツを購入していたので手首パーツが余っていたからです。
普通は方法があっても、試そうとは思いませんよねえ……。

そんな訳で、手軽な改造ですが、それなりのリスクがあります。
改造する場合は、リスクを踏まえた上で実行してくださいネ。