EC TechnologyのBluetooth Potrable Speaker 『S10-BT001』を買ってみた

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故障したのか規格外になったのかは分かりませんが、foxL V2がしばらく前からペアリングしなくなってしまったので、新しくBluetoothスピーカーを買ってみました。
ええ、Amazonのタイムセールス中だったので!

実の事を言えば、家の中ならSoundLinkが使えるので、Bluetoothスピーカーを無理に購入する必要はありませんでした。
所がiPadでnasneで録画した番組を見ようとしたら、AirPlayでは音声出力が出来なかったのですよ……。
利権ってやーねえ。
しかしBluetoothならば音声出力が出来るよになったようなので、改めて購入した次第です。

開封と内容品

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中身は海外製品らしくシンプルです。
内容は以下の通り。

  • スピーカー本体
  • マイクロUSBケーブル
  • オーディオケーブル
  • 説明書

実にすっきりしていますね。

ちなみに、EC Technologyは中国の会社みたいですねー。
Amazon.comを通じて売り上げを大きく伸ばしているとか。
その関係からか、マニュアルは日本語を含む数ヶ国語に対応していますが、日本語訳は結構怪しいです(笑)。

スタイリッシュでコンパクトな外観

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では本体を見て行きましょう。

独特のフォルムが美しい、小型のスピーカーです。
しかし驚くのは、取り出してみて分かるその重み。
272gと、コンパクトな外観の割に重量があります。
この手のスピーカーはスカスカで軽いのが相場ですが、中がギッチリ詰まっているのでしょうねー。

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大きさの比較のために、iPhone 6sを隣に置いてみました。
かなり小さいですねー。
これなら、置き場所に困る事はなさそうです。

表面は光沢処理。
下品さや安っぽいさは無く、むしろ高級感溢れる仕上がり。
シックに纏まっています。
これが3,000円以下で買えるのか……。
ただ、この手のタイプの光沢仕上げは、指紋がベタベタ付着して目立つ……と言う欠点も兼ね備えているので、その辺りは悩み処ですよね。

なお、撮影ブースの白さが筐体に写りこんでしまっていますが、実際はパッケージの通り普通に黒いです。

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メーカーロゴ。
その下の穴は、恐らくですがハンズフリー用のマイクですかねー。

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上部がスピーカーとなっています。
無指向性なので、置き場所によって音が変わりにくい仕様です。
その分、音の広がりが感じられないのが残念ですけど。
中央はファンクションキーですね。

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取り敢えず、スピーカーの奥がぼんやりと光るのが、男心をくすぐります。
無駄に光るのは良い。
可能なら、ボディのラインが光ってくれると更にカッコよかったのですが、贅沢は言わない!

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後部には、USB端子、LINE IN端子、ボリュームボタンがあります。
ボタンは小さ目で、ちょっと押し辛い感。

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そして、USBケーブルを挿すと、ボタンが非常に押し辛くなります。
基本的な操作は、全てスマートフォン側で出来るので困りはしませんが……もう少し何とかならなかったですかね?
デザインを重視した結果でしょうが、う~ん……。
ともかく、本体の操作性は宜しくないので、基本的にはデバイス側で操作するのがお勧めです。

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底面には商品仕様と、滑り止めが全面に処置されています。
滑り止めはインシュレータ―の役割もあるようですが、振動はそれほど吸収はしてくれないようです。
音量を上げると、机がビビりだしたりしますね。
そこまで音量上げる事はそんなにないでしょうけど。

各部の機能

では、各部の機能を簡単に。

まず、スピーカー中央のファンクションキーです。
3秒間押しっ放しにすると電源がONになり、電源を切る時も同じように扱います。

音楽を再生中の場合は再生/一時停止ボタンとして機能しますね。
またスマートフォンに接続している場合はハンズフリー機能としても使え、応答/切断、着信拒否、リダイヤルを行う事が可能です。

次にボリュームボタンですが、これがまた、ややこしい仕様でして。

音量調節の他に、曲送り/曲戻しのボタンとしての役割を持っています。
早い話、押しっ放しにすると音量調節、1回クリックするだけだと曲送り/曲戻しになる訳です。
ただ裏面にボタンがある事と、ケーブルを接続しているとボタンが押し辛くなると言う欠点があるので、正直この仕様は微妙です。。。
スマートフォンを利用している場合は、そちらで全て操作できるので、基本的にはスマートフォン側で操作するのが無難だと思います。

纏めると、次の通り。

■基本操作
電源ON/OFF:ファンクションキー3秒長押し
再ペアリング:ボリューム+ボタン、-ボタンを同時に3秒長押し
バッテリー残量表示:ボリューム+ボタンをダブルクリック
リセット:ファンクションキー、ボリュームボタンを全て3秒以上の長押し

■電話
応答/切断:ファンクションキーをクリック
着信拒否:ファンクションキーを2秒長押し
リダイヤル:ファンクションキーをダブルクリック

■音楽
再生/一時停止:ファンクションキーをクリック
曲送り/曲戻し:ボリュームボタンをクリック
音量調節:ボリュームボタンを長押し
オーディオ切替:ファンクションキーをダブルクリックで、BluetoothとLINE INを切り替える

まー、使っている内に覚えるんじゃないかな?(白目)

気になるのは動作時間ですが、800mAhのバッテリーが内蔵されていて、充電時間は約2.5時間、再生時間は約6時間となります。
ただ説明書には6時間とありますが、実際には8~12時間程度動作するようです。
動作時間は、音量次第……と言う事でしょうね。

ぺアリングについて

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ファンクションキーを3秒間押すと電源が入るので、端末でBluetoothをONにして、『EC01』を選択するだけでペアリング完了です。
簡単ですね。

マルチペアリングに対応していて、2台までのデバイスを登録出来ます。
ちょっと少ないかな、と言う感じはしないでもないですが、登録するのはスマートフォンとタブレットぐらいだろうし、問題はないのかな?

肝心の音質は?

さて、一番気になる部分ですね。

安物のスピーカーなので大して期待していませんでしたが、同じぐらいの値段で買ったPC用のUSBスピーカーよりも音が良いです(笑)。
当たり前ですが、スマートフォンのスピーカーに比べると音圧が違うので、非常にパワフル。
大きな音でも破綻しません。

基本的には中高音寄りで、低音は流石に弱い感じはしますが、スカスカと言う感じはしません。
この価格帯のスピーカーだと音が籠ったりしがちですが、音質はクリアで素直な音が出てきます。
『音楽を楽しむ』と言う行為には、耐えられる程度の音質はあるとは思いました。
ただ、ステレオではない事もあり、『音楽を聴く』と言う行為には基本的には向いていないようです。
1万円以上のスピーカーと比べると、明らかに音に艶が足りませんし、厚みもありません。
ただ、値段からすれば十分すぎる程の音質で、枕元のお供には良さそうです。

また、無指向性のスピーカーのため、置く場所を選びません。
音楽を集中して聞くと言うよりは、取り敢えず音楽を流しておきたい……と言う使い方に向いています。
静かな部屋だと、粗が気になりますけどね!

大体こんな感じでしょうか。
コストパフォーマンスは非常に良いスピーカーですね。
上にも書いた通り音楽を聴くには向いていませんが、ラジオや動画など、活躍の場面は多そうな感じです。
コンパクトなので、近くに置いて小音量で楽しむ……と言う使い方なんかも良さそう。