キャサリン終了
キャサリン1週目終了。
まずは初回と言う事で、正統にKの方のキャサリンとのトゥルーエンドに到達。
いや~、大変だった。
ストーリー的には、それなりに満足。
途中から、かなり予想外の展開に外れるのも楽しかったな。
では、軽くレビューを兼ねた感想をば。
システム周りは意図的なのかは分かりませんが、正直手抜きっぷりが目立ちます。
コンフィグも、振動のON/OFFや難易度変更が出来る程度。
コントローラーのボタン配置やBGMの大きさ、音声のON/OFF、画面の明るさや位置修正と言った定番の設定は何一つありません。
特にBGMがバックミュージック程度でしかないので、困った事です。
まー、集中を邪魔されない音量になっている、と考えれば問題はないですけどね。
このゲームはシナリオパート、パズルパートの2つに大きく分類できます。
シナリオパートは自動イベントのムービーシーンと、バーで自分で操作して情報を仕入れるADVモードで構成されています。
テキストは基本的に自動送り。
その割にはログで読み返せないので困ります。
ムービーシーンでは、常にTVの前に張り付いていた方がいいでしょう。
ADVパートではバーの客たちと会話をしたり、ミニゲームを楽しんだり、お酒を飲んだりする事ができます。
会話を繰り返す事によって時間が経過し、バーを出て行ったり、逆に新たに入ってくる客も。
お酒はパズルパートでの移動速度に影響するので、それなりに重要……かも知れません。
私は殆ど飲みませんでしたが……(笑)。
ADVパートでは他にもメールの確認ができます。
キャサリン達のメールに返信する事によって、謎のメーターが赤か青、どちらかに振れます。
赤は『奔放』、青は『堅実』。
見られるEDに影響しますが、ストーリーがそれなりに進んでいても調整は可能ですので、見たいEDに合わせて選択するといいのかな?
また、メールに限らず、選択肢のある会話ではメーターに影響が出るので注意。
特にバーを訪れているような重要キャラは、その先の生死に関わる事もあるので慎重に選びましょう。
ADVモードが終了すると、いよいよナイトメア、パズルパートに突入です。
このゲームのプレイ時間の殆どが、このパートで占められています。
パズルパートは段々と足元が崩おおかれていく中、上へ上へとひたすら登っていくアクションゲームとなります。
1夜ごとにステージで区切られ、1ステージは複数の階層に分かれています。
最終階層を攻略すると、ヴィンセントは目覚め、次の日になります。
階層間には踊り場があって、ここでは他の羊人間たちと会話する事が可能です。
ここでの羊人間たちとの会話の中で選択肢が登場する場合がありますが、バーと合わせて慎重に選択する必要があります。
何故なら、その内容によって彼らの生死が左右されるからです。
特定の羊人間はバーにもやってきていて、ぶっちゃけ会話を忘れたり、選択肢を間違ったりすると途中で離脱……つまりは死んでしまいます。
逆にしっかりした対応をしていると、彼らは最後まで生き残るわけです。
で、このパズルを楽しめるかどうかで評価がバッサリと分かれると思います。
シナリオパートはおまけというかご褒美みたいなもので、パズルパートがメインとなります。
しかし、このパズル。
時間制限があるのでじっくり考えてやるようなものではありません。
どんどんと足場が崩れていくので、基本的に直感で処理する必要があります。
また最低難易度のEasyでも難しく、Very Normalとでもつけた方がいいんでないかい?
と思う事もしばしば。
終盤の難しさは、かなりの物でした。
しかし難易度の高さゆえ、突破出来た時の爽快感は異常。
ただし最終ステージ付近にもなると運の要素も絡んできたりします。
冗談抜きで運次第な所があるので、じっくりと思考も出来ません。
その癖、コンテニューの回数に制限がある謎仕様。
無制限ならまだしもねえ……。
パズルの操作性が悪いのも問題ですね。
ブロックの後ろ側に回る事もできるのですが、視点は裏返しにはできないため、ブロックの配置によってはヴィンセントの姿を見る事ができません。
それで何回落下した事か……。
またブロックに登るつもりがないのに上がってしまったり、それで即死したりとイライラする事もしばしば。
困った物です。
プレイされる場合は、意地を張らずEasyで始める事をオススメ。
それでも相当歯ごたえがありますが、EasyモードにはUNDO機能が搭載されています。
セレクトボタンを押すたびに一手前の状態に戻せる、とても素晴らしい機能です。
最大で9手前まで戻せるので、ブロックを動かしながら思考すると言う事が可能になります。
またボスキャラの行動パターンをキャンセルする事もできるので、かなり有利に進めることができます。
ストーリーに関してはありきたりでしたが、普通に面白かったです。
序盤のヴィンセントの情けなさはアレでしたが、終盤のヴィンセントのカッコよさは異常。
でも、基本、シナリオの流れは同じみたいなので、周回プレイはどうなのかなー。
その辺りは、もっと凝った方が良かっんじゃないかと思います。
点数をつけるなら……ん~……私は割と楽しめたので、7/10と言った所じゃないですかねえ。
パズルが苦手なら、まったくオススメはできませんです、はい。
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