『GODZILLA ゴジラ』を観て来た
そんな訳で、本日より放映開始のハリウッド版『GODZILLA ゴジラ』を観て参りました。
2Dの字幕版と3Dの吹き替え版がありますが、私は3D版を選択。
理由は視聴するなら字幕よりも吹き替えの方が集中して観られる、からなのですが。
あ、私の場合ですよ(笑)。
取り敢えず感想をばガリガリ書いてみました。
整理してないから読み辛いと思いますので、その辺りは予めご了承下さいませ。
敵はゴジラではない
タイトルの通りで、人類の相手となるのはゴジラではありません。
作中ではムート(Muto)と呼称された、ペルム紀に生息していた巨大生物となります。
私は基本的に自前情報を入手せずに観に行ったりするので、最初にこいつが出て来た時は目が点になりました(笑)。
あれ？ ゴジラじゃないの……？
的な感想を抱いたとか何とか。
いや、むしろ姿形が、どうしてもギャオスを連想させます。
と言うか、コレ絶対ギャオスがデザイン元だろｗｗｗ
ムートは放射能を餌とし、人類を敵としてみなしているようです。
エネルギーの補給を最優先にしているためか積極的に人類を襲ったりはしませんが、邪魔になるようなら容赦なく攻撃を仕掛けるタイプですね。
人類にとっては、存在するだけで死活問題になる完全な敵です。
かと言って鎮圧しようにも、電磁パルスを放って電子機器を破壊してしまうため、軍事力はほぼ封じられてしまいます。
厄介すぎる相手ですね。
こんな針金のような体でゴジラと戦えるんかねｗｗｗｗ
とか思っていたら、思いの他善戦。
すまん、正直侮ったわ。
ゴジラは人類に興味が無い
そんな我らがゴジラ先生は、体長が108mと、全ての作品の中でも最大級を誇ります。
メタボ気味ではありますが、その重量感が何とも頼もしい。
放射能を食らうムートは天敵となるため、生存権を賭け、彼らを始末するために登場したもよう。
対して人類には興味を示さず、自分から襲ったりする事はありません。
まぁ、ただ、歩いているだけでも被害を撒き散らすので、クソ迷惑な相手なのは確かのようです(笑)。
前作のトカゲモドキなゴジラモドキと違って、人類の武器では傷一つ付けられない程に頑強な肉体を誇っています。
そうだよなー。
たかだかミサイルに殺られるような奴が、ゴジラを名乗っちゃいかんよなー。
むしろ攻撃されているのに気付いていないフシもあります。
どれだけ丈夫なのよ……。
メタボ体型のためスピード感はありませんが、90m級のムートを圧倒するほどのパワーを持っています。
そして、勿論！
日本のゴジラと同じく、放射能火炎は健在！
尻尾から頭に向かって、徐々に背びれに青い光が広がっていくタメた感じが素晴らしい。
ただかなり大量を消耗するので、切り札としての武器らしいですね。
日本のゴジラのように連射したりはしません。
作中では3回ぐらい吐いたのかな？
特に最後の１撃はかなりえげつないです。
アレはゴジラなのか？
ではアレはゴジラなのか？
と問われると、首を傾げてしまいます。
そもそも人類に敵対してないゴジラはゴジラなの？
と言う感覚があります。
何と言うか、平成ガメラの大怪獣空中決戦とレギオン襲来を足して２で割った感じ。
ゴジラの立場は、勿論ガメラです。
そんな立場に置かれてしまったため、何と言うか凄い違和感(笑)。
しかし奴は紛れもなく怪獣王だった
だけど、ゴジラはやはりゴジラでした。
むしろゴジラさんとか、ゴジラ様と表現するのが正しいでしょうか(笑)。
人類の武力をまったく寄せ付けず、咆哮は空気どころか大地をも震わせ、その姿を目にした者に圧倒的な絶望を与える。
初めての登場シーンの絶望感がヤバイレベルです。
これに関しては日本のゴジラの比ではありませんでした。
ムートのつがいを相手に、一歩も退かない圧倒的な戦闘力が頼もし過ぎます。
公式では108mの体調ですが、作中だとどう見ても100mとは思えません。
絶対200～300ｍ級はありますね(笑)。
『ゴジラ復活』
そんな見出しを付けてもいいぐらいの存在感に仕上がっていると思いました。
で、ストーリー的にはどうなのよ？
どうせ何時もみたいに、家族愛を前面に押し出して、USA！ USA! みたいな作品なんだろ？
と思っていたら、その辺りを丁寧に描写していて、メインの付け合わせのような感じになっていました。
何時ものUSA! じゃないよ！？
テーマは家族の絆ですね。
倫理的におかしいとか、脚本でアレ？ と思う場面もそれなりにありましたが、最後まで飽きる事無く観る事が出来ました。
EDが始まった時の余韻が実に心地よい。
まぁ、その辺りのおかしい点がある所がゴジラなので、そう言う所も含めてゴジラ復活かなー、と言う感じでした。
さて。
怪獣たちの肝心の暴れっぷりですが、ムートの暴れっぷりがヤバイです。
ゴジラの登場時間が短いため、それを埋めるように大暴れしてくれます。
/ ∠：： ／⌒>,, ｀ヽ
く は ゴ 7__ /ﾆ､{{∠∠二、 ｌi ﾊ
れ や ジ / /. -‐…"’⌒ヽ ij _｣
| く ラ / ､__ ,’｛ ｒ‐…"⌒ヽｰi .<⌒ヽ
| き | {／ヽ） ! iヽ.).:.:.:.:.:.:.:xこ| |i ﾄ､ !i
| て | ＞"´} ', ',.:.:.:/⌒し’:::::::| ij )ﾉ ﾘ
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! ! ! ! ｒ‐一.:.:.:.:.:／.:.:｀ヽ/ ノ __／／.:.:.:.:
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的な叫びを視聴者が感じるとか、感じないとか。
と言うか、むしろゴジラを登場を出し惜しみし過ぎな感がアリアリと。
もっと前面に押し出してもいいのよ？
そんな感じで最初はムートと同じく人類の敵扱いだったゴジラも、終盤では人類の救世主扱い。
ゴジラとしては天敵を潰しただけなんでしょうけどね。
最後に咆哮し、海に帰っていく姿は何と言うか圧巻。
でもゴジラと言うよりは、やっぱりガメラだよなあ、これ(笑)。
吹き替え版はどうなの？
3Dで見られるのなら、3Dで見た方が断然楽しいです。
合わない人もそれなりにいるでしょうが、問題ない人なら3Dが良いですね。
ただ殆どの映画館で、3Dと吹き替えがセットなのが頂けません。
何故かと言えば、主人公奥さんの声が普通に酷い。
日本の吹き替えは、何故こう言う人材を使うのか理解に苦しみます。
吹き替えは、プロである声優に任せておけば良いのです。
後、最初の方に出て来た日本人mobも喋り方がおかしかったけど、あれも吹き替えなのですかね？
そんな訳で、基本的には字幕をお勧めしておきます。
しかし……この映画の前に見たのが聖闘士星矢だったので、それ程酷いと感じなかったのは秘密(笑)。
纏めると
懐古厨でなければ、観る価値は大いにあり。
前作のありえないトカゲモドキと違って、今回はしっかりと『ゴジラ』していました！
CGで構成された怪獣の存在感は、日本の作品の比ではありません。
巨大な生物はこんなにもヤバい物なのか……と、改めて認識させられます。
まぁ着ぐるみも、それはそれで良いのですけどね(笑)。
やはりゴジラのあの迫力を目と耳で感じるためには、映画館に直接見に行くのがベストバイでしょう。
ゴジラの咆哮の余韻が、まだ体の奥に残っておる。
体で感じに行くのじゃ！
観るのであれば、基本的には字幕を選択すると良いと思います。
3Dの迫力は捨てがたいですが、合わない人も多いですしね。
何よりもヒロインの声がひｄ(ry)
まぁ、これは言われ続ける事でしょうが。
話題作りもいいですが、もう少し何とかして欲しい所ではありますね、業界的に。
とにかく普通に映画としても面白いので、観るか迷ってる人は突撃しましょう。
ええ、是非に。
以上、ハリウッド版ゴジラでした！