ドラゴンボールZ 神と神を見てきた
本日は珍しく定時上がりだったので、帰りに映画館に寄ってドラゴンボールを観てきました。
やだ、映画館なんて何年ぶり?最近はすぐにDVDやらで出てしまうので、滅多に行かなくなったんですよねー。
あれはあれで弊害ですよね・・・。
今回は17年ぶりの劇場版です。
え?
最後から、もう17年も経ったのですか・・・?年をとるわけです。
今までドラゴンボールの映画は全部観てきているので、今回も観ないわけにいきません。
と言う事で、久々に足を運んでみたわけです。
多大にネタバレしてますので、閲覧の方はご注意下さいね。
まずは評価から
さて、今回のあらすじは・・・あらすじは・・・う~ん・・・。
かいつまんで書くと、以下の通り。
破壊神ビルスが超サイヤ人ゴッドと戦う夢を見た。
これは予知夢に間違いないと言い切るビルスは、と超サイヤ人ゴッドを探すためにサイヤ人に会いに行く。
以上です。
いや、本当にこれだけです(笑)。
さて、ぐだぐだ書いても仕方がないので、先に評価だけしてしまいましょうか。
映画評価サイト等では評価が低かったりしますが、実際はどうなのでしょうか。
私自身としては『細かい不満は多い物の、結構面白かった』・・・と言う評価になりますかねー。
『初期ドラゴンボールの雰囲気が好き』か『バトルオンリーのシリアス展開のドラゴンボールが好き』かによって、評価は真っ二つに分かれると思います。
私は両方とも好きなので、存分に楽しめましたけどね。
登場人物について
何と言うかファンサービスのオールスター出演と言う感じでしたね。
基本的にメインとなるのは悟空、ベジータ、ブルマぐらいで、後は完全な脇役。
ピラフ一味が登場した理由は良く分かりませんが、これも初期ファンへのサービスぐらいに考えればいいでしょう。
脇役の方々にはセリフの無い方、一言のみの方が多数。
何と言うか、本当にお情け出演な感じですねー。
今回、一番頂けないのは、やはり悟飯君です。
グレートサイヤマンが見れたのはいいですが、ただのギャグ要因だわ、それが原因で嫁に怪我させるわ、相手が相手だけに仕方がないはアルティメットで秒殺されるわと・・・本当に良い所がない(笑)。
敵側の破壊神ビルスですが、何とも鳥山明らしいキャラ。
超3の悟空をデコピンと軽い手刀のみで瀕死のダメージを与えると言うラスボスの風格を初っ端から見せつけてくれますが、今までのような悪キャラではありません。
悪ではなく、さりとて味方でもない。
実にゆるーい性格で、美味しそうに料理を頬張ってる破壊神可愛い(笑)。
結局最後まで『敵』とはならず、何とも不思議なキャラでした。
しかしその強さは言葉通りの『次元違い』。
超3の悟空もですが、ベジータ、アルティメット悟飯、魔人ブウを秒殺できるほどの戦闘能力。
GTも含めて間違いなく最強でしょう。
ただプリンが食べられなかったからマジ切れするのはどうかと思います(笑)。
そのビルスの付き人であるウイスですが、こちらも同じくゆるい性格。
ビルスのバトルそっちのけで料理を頬張っている姿は、何とも笑えます。
でもこの人、ビルスより更に強いと言う衝撃的な事実があったり無かったり。
しかし、今回一番輝いていた人。
それは勿論、サイヤ人の王子ベジータです。
ビルスの機嫌をとるために歌ったり踊ったりとキャラ崩壊してましたが、ブルマが殴り倒された後のベジータが超カッコいい。
マジ切れしたベジータは一時的でしたが、超3の悟空すら超え、ビルスを殴り倒すほどに覚醒しました。
王子マジカッコいいよ。
キレたけどダメで簡単にやられましたー、的な今までのワンパターン展開では考えられませんね。
王子ファンなら観るべき。
ストーリーについて
そんな感じで超サイヤ人ゴッドを探しに来たビルスさん一行でしたが、悟空を秒殺して地球に来てからは、ブルマの誕生日パーティーに出席してました。
何度も書いてますが、出された料理を本当に美味しそうに食べる事。
料理が美味しそうな映画はジブリ作品ですが、こちらは食べる方が実に良い表情をしています。
・・・うん、大半がブルマの誕生日パーティーで展開していたから、書く事が殆どないんですよね(笑)。
ちょっと冗長でダレてた気がします。
やっぱりピラフ一味は要らなかったんじゃ・・・。
お蔭で印象に残っているのが、美味しそうに料理を頬張るビルスとウイスなわけで・・・と言うより、この2人に全部持っていかれて印象に残っていないと言う方が正解ですか。
いやいや、良いキャラしています。
たこ焼き頬張る破壊神マジ可愛い。
超サイヤ人ゴッドの設定については・・・設定自体は良いのですが、覚醒に関する流れはアレで良かったのかが疑問。
超サイヤ人ゴッドを覚醒させるためには清き心をもった6人のサイヤ人が必要なわけですが、その最後の一人がまだ産まれてもいない子供・・・と言うのはどうなのでしょうかねー。
子供ですらないですね、まだビーデルさんのお腹膨らんでもいない状態ですし。
その辺りが、ちょっと無理があるかなー、と気になりました。
結局悟空は超サイヤ人ゴッドにはなれるのですが、それでもビルスには勝てません。
悟空の負けで終わると言う、変化球的な展開。
更にビルスの口から自分より強い者がいる可能性を仄めかされて、終劇する・・・と言った感じです。
更に強い者がいるかも知れない・・・と言う事実は、悟空にとっては良い刺激になるでしょう。
強くなるには目標があってこそですからね。
そんな終わり方でした。
総括すると『ギャグ8割』、『シリアス2割』な感じです。
まさに鳥山明。
フリーザ編のようなドラゴンボールを楽しみに観に行くのであれば、確実に肩透かしを食らいます。
ご注意下さい。
バトルについて
バトルにはそれなりに時間を割いていますが、基本的にビルスが圧倒的な強さを見せつけるのが殆どです。
ただその強さの割には絶望感と言うものが無く、『ドラゴンボールZ』と言うタイトルになってからのような緊張感は殆どありません。
ですので『Z』が好きな人には、戦闘が少ないため不満を覚えるかも知れません。
しかし初期ドラゴンボールやDr.スランプが好きな人であれば、かなり楽しめる作品に仕上がっていると思います。
それはそれとしてバトルの描写ですが、基本的に吹っ飛ばされて、それを追いかけて行って会話→また吹っ飛ばされて・・・を繰り返すので、テンポが良くありません。
作画や演出に関しても、超2以上での力の余波であるスパークが描写されてなかったり、必殺技を出す事が殆どなかったり、最強の敵との戦いなのに地球が丈夫過ぎたりと、戦闘の作画についてはかなりの不満が残ります。
フリーザですら惑星を普通に破壊できるわけですから、多少地面が壊れたりする程度の描写じゃねえ・・・。
ただアニメや今までの映画版のような急展開による戦闘状況の一変・・・と言う視聴者が置いてかれる展開や、グダグダ感が無かったのは良かったでしたね。
悟空が最後にスカッと勝ってくれる展開でないのが残念ですが。
総括
勢いだけで書いてきましたが、私自身は面白いと思いました。
原作ファン以外が面白いか、と言われればどうかなーと思わなくもないですが、子供さんには結構人気があるようなので問題はないかな?
私評価的には80点と言った所。
勿論ドラゴンボールとしてですよ?
ひとつの映画として見るのであれば、もっと低いでしょう。
ただ劇場版ドラゴンボールとしては、かなり面白い部類に入る作品だとは思いました。
勢いで書いたので全然纏まりませんでしたが、『神と神』の感想でしたー。
何度も書いてますが、バトル物のドラゴンボールだと期待して観に行くとハズレになる可能性が高いです。
初期ドラゴンボールやブウ編が好きだー、と言う人にはお勧めできる仕上がりとなっています。
興味を持った方はストーリーを知っていても楽しめますので、映画館に出向いてみて下さいねー。
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