ND-S1
ONKYOから発売された、iPod Dock『ND-S1』を購入しました。
今までは極一部の製品以外は、iPodからはアナログ出力しかできなかったわけですが、ONKYOから15000円と言う低価格で、デジタル出力が出来るトランスポートが発売されました。
iPodの音質が悪いと言われているのは、付属のイヤホンが原因でもありますが、内蔵のヘッドホンアンプの質の低さが原因でした。
しかし、このND-S1を使用すれば、内蔵のアンプを通さず、直接デジタルデータを引き出せるようになるわけです。
まぁ、つまりはどう言う事なのかと言うと、iPod+ND-S1と言う3万円以下の組み合わせで、10万円クラスのCDプレイヤーと同等以上の音質で再生が出来るという事です。
恐ろしい子!
……と言うのが、ネットで調べた限りの話です。
では、まず外観から。
造りは非常にシンプル。
ONKYO DIRECTでは限定色のブラックが発売されておりますが、環境に合わせてお好きな方を(笑)。
筺体はプラスチック製で、高級感はありません。
造りはしっかりしていると思いますが、どうしても安っぽさが出てしまっていますね。
こちらはリモコンの受信部。
『DIGITAL MEDIA TRANSPORT』の印字。
上面から。
中央の蓋が、Dock端子となります。
左下のボタンが電源スイッチ。
右下の3つのスイッチが、iPod、PCへの切り替えスイッチとなります。
Dock端子の蓋。
蓋を指で軽く押し下げ、奥へスライドさせるとDock端子が出現。
蓋の開閉のスペースを気にしなくていいので、さりげないですが良い気配りですね。
iPodを挿した所。
極端に色が違う場合は、iPodが浮いちゃうかも?(笑)。
一体感は悪くはありません。
そのままiPodをDockに挿すと、非常に安定感が悪いです。
このまま使えないわけではありませんが、使っているうちに、端子がポッキリ折れます、確実に。
そこで登場するのが、iPod付属のDockアダプタです。
何に使うんだ、こんな物。
と思っていたいらない子が、ついに役立つ時!
……ただ、色が色だけに、装着しても非常に違和感があります。
同じような色のDockもついでに出してくれませんかねえ、ONKYOさん(笑)。
背面端子。
こちらも実にシンプル。
入力端子はUSBのみ。
出力はビデオ端子、光デジタル端子(角型)、同軸デジタル端子のみ。
アナログ出力はありません。
実に男らしいですね。
電源部は、ACアダプタとなります。
iPod、PCと、接続先の切替が可能。
その際、色違いで発光してくれます。
ただ……目線より上に置いてあると、確認できないのですよね~。
できれば、前面にも発光部位を付けて欲しかったかな。
外観はこのぐらいですかね。
次は是非、多少高くなってもいいので、プラから金属製にして下さい!
さて。
問題の音質です。
PCにUSBで接続、そこから光端子でDA11へと接続。
さて、その真価は……。
音が出た瞬間吹いた。
何だ、このレベルの高い音質は!
今までが資金が出せる範囲の限界だと思ってただけに、これはびっくりです。
PCの周辺環境を整えたくなりますね……これがCDPの音質か。
では、次にiPodをば……。
とは言っても、Wave音源にするわけにもいかないので、ACC192kbpsで再生です。
でしたが!
こっちも音質良すぎて笑いがこみ上げてきました。
AACでこれなら、Waveだとどうなるんだろうか……気になりすぎます。
15000円の脅威の性能を、実際に見せ付けられた瞬間でした。
さて、付属品ですが、ビデオケーブル×1、光デジタルケーブル×1(50cm)、USBケーブル×1(1m)、RIケーブル(0.8m)、ACアダプタ、リモコン(RC-755E)。
この中では、特に光デジタルケーブルがちゃっちい……物凄くちゃっちいので、せっかくなので市販品の物を使いましょう。
いえ、これに限らず付属のケーブルは最低レベルの物が殆どですので、数百円程度の物でも、品質は上回る……はずです(笑)。
リモコンは……iPodと同期する以上、使い辛いのは仕方が無いですね。
取り敢えず、オラ、iPod classicが欲しくなってきたぞwwww
ディスカッション
コメント一覧
恐ろしい子|ω・*)!
もうこれはiPodでWAVE音源を試すしかないですね♪
iPod Classicもずいぶん御安くなってきましたし、クリスマスフェアがあるかも|ω・*)♪
ND-S1買わなかった理由は質感でしたので、同じくアルミパネルのが出たら買います(笑)
簡易作業部屋にあるデスクトップオーディオ(Intec205システム/小さくて安いから迷うことなくコレにしました)と大きさもぴったりだからいいかも。
ND-S1がデジタル出力しかないのは、そもそもiPodからデジタル音声を抽出する為なので、アナログは無いでしょうね。
アナログ出力つける為には内部にDACが必要になりますし、そうなるとユーザー側でピュアな音質をコントロールすることが面倒になりますし、コストもあがりますからね;;
ただ、気になるのはND-S1の特性としてPCの音が良くなるっていうのはどうなのでしょう……
元々ND-S1はiPodからデジタル出力することを目的としたベース……となると音はDAC(DA11)に依存するはずではないでしょうか?
少なからずPC接続の場合はUSBにしろ光/同軸にしろND-S1内に何らかの音質を変換するようなシステムが組み込まれていない限り変化しないはず……
アップサンプリングの関係があるので接続上一概にいえないのですが、PC>DA11間をUSBでつないだ音と同じになるように思うのです。
あと、出来ればCoaxialを使ってあげたらいいかも、です|ω・*)♪
光はどうしても情報量の損失が目立ちます……ウチのsa1.0だけかも知れませんけれど;;
>iPod Classic
や~、どちらにせよ、今までの物をiTunesで使えるように変換しなければいけないので、手間がですね~(笑)。
FLACはWAVEに戻すだけなんですが……ねえ。
>ND-S1の筺体
実は、フロントパネルだけはアルミだそうですね。
でも、やっぱり高級感は欲しかったな~。
>PCの音は良くなる
ぶっちゃけ、私の主観なので違っているかも(笑)。
詳しい事は私には分かりませんが、PC直結よりは音質は良くなるみたいですね。
>Coaxial
注文しました~(笑)。
PC直結より、ND-S1かました方が、PC接続の音は確実によくなりますよ。
PCからだとジッター(デジタルの時間軸での揺らぎ→音が濁ります)成分が多く含まれるのですが、ND-S1でリクロックしてジッターを少なくしてくれるからです。
効果としては音がすっきりした感じがします。