真・女神転生4 攻略完了【感想】

ちょっと遅れましたが、真・女神転生4の1週目の攻略が完了しましたので、感想を書いていきたいと思います。
前回で書きたい事は大体書いてしまいましたけど(笑)。
ネタバレを含みますので、閲覧の際はご注意下さい。

一週目のプレイでは、LAWルートを迎える事になりました。
慎重にアライメントを調整していたつもりだったのですが、ワルタールートを選んだ際、LAW寄りの選択肢を多く選んだため、LAW側に寄りすぎてしまったようです。
よりによって、一番避けたかったLAWルートに進んでしまうとは(笑)。

そうです。
今作もメガテンシリーズらしく、LAW、NEUTRAL、CHAOSの3ルートに分かれています。
キャラクターとしては、ヨナタン、イザボー、ワルターがそれぞれに該当するようです。
ストーリーも原点回帰と言いますか、何処かで見たような流れだと思ったら、真・女神転生(無印)まんまじゃないですかー。
展開は違いますけどね。

どうやって纏めようかと思案しましたが、序盤・中盤・終盤と言う形で簡単に纏めてみました。

序盤

正直な所、東のミカド国内をうろつく序盤の展開では、なんだこりゃ?
の一言でした。
基本的に自前情報は仕入れない私は、ほぼ所見でゲームをプレイする事になるわけですが、目の前に広がるのはファンタジーな世界。
しかも場所の移動はコマンド選択式です。
フィールドは!?
フィールドビューは何処にいったの!?

しかもダンジョンの移動は3Dではなく、ペルソナ式の2D視点。
更に敵との接触はエンカウント式ではなく、シンボル式です。
実地訓練なのに、こちらに向かって突っ込んでくる敵シンボルを殴ろうとして失敗し、敵の先制攻撃を受け・・・即全滅しました(笑)。
何と言うかバランスが大雑把と言うか、敵に反撃された時点で負けと言うか、会話に失敗して攻撃されただけで全滅の危機と言うか、確かに難易度が高いのですが・・・何か違う(笑)。

今作は死んでもゲームオーバーではなく、カロンにマッカ(またはゲームコイン)を支払う事により、全滅した戦闘の直前まで戻る事ができます。
また主人公が倒れても終わりではなく、PTが全滅するまで戦闘は続きます。
ただしPTメンバーひとりにつき1回行動が割り当てられているので、仲間が倒れるほど行動回数が減ります。
そのため立て直しが難しく、数回戦闘を行うと全滅・・・を繰り返します。
仕方がないので、2回全滅すると難易度選択ができるようになるので、『候補生』を選択すればかなり楽・・・と言うか、一気にヌルゲー化します。
序盤はそれで乗り切る事にしました。

クエストで禁忌とされるナラク中枢を突破すると・・・辿り着いたのは、地下の東京。
ここでようやく、何時ものメガテン・・・フィールドビューが戻ってきます。
何と言う安心感。
シリーズ物の強みですよね。

だけど・・・ねえ。
フィールドも同じようにシンボルエンカウントですし、3DSの2画面を使った全体MAPも、地域名や建物の名前が表記されてないので、余り役に立ちません。
クエストで『○○に行け』と言う形式の物が多いのですが、そもそも、それが何処にあるのかが分かりません(笑)。
結局あちこち彷徨ったり、最終的にはネットで調べてみたりと、いらない手間を食います。
特にネットで調べると、余計な情報まで目に入ってしまうので、嫌なんですよねー。
この辺りはもう少し考えて欲しかったです。

中盤

東京の探索をひたすら続けていく事になります。
この辺りで、悪魔との会話がマンネリ気味に。
会話パターンが少ないと感じるのは、仲魔のストック枠が多いからでしょうか。
ソウルハッカーズ辺りと比べると、何か会話しているような気がしない(笑)。

主人公の魔力と速さだけを集中的に上げているお蔭か、この辺りから全滅する事は、ほぼ無くなりました。
戦闘も主人公の全体魔法攻撃で、ほぼ一撃で一掃出来るので、すでに戦闘が作業状態です。
その分、シンボルエンカウントで次々と敵が襲ってくるのには閉口しました。
こちらが強くなれば逃げてくれる仕様なら良かったのですが・・・レベル差に関係なく突っ込んできてくれます。
クエストの関係であちこち移動する関係上、ストレスマッハ状態です。

ちなみに、ここまで武具は殆ど購入していません。
武器はクエストで手に入る物で間に合いますし、防具はHPが増えたり外見が変わる程度なので、購入意義自体が怪しいです。
殆どクエストで手に入る物を我慢して使いました。
それで困らないのも、問題と言えば問題かも知れませんが・・・。
銃に関しては、状態変化弾もあるので、あれば役に立ちます。
ただ、基本的に主人公の魔法で間に合ってしまう事もあり、重要ではありません。
お金は装備のためには使わず、仲魔のためにとっておくのが正解だと思います。

さて。
後半にも差し掛かると、真実に近づく事によって、今まで行動を共にしてきた仲間たちとバラバラになっていきます。
とは言っても、メンバーから外れるのはイザボーだけで、基本的にヨナタンとワルターの2人はルート分岐までは行動を共にする事となりますが。
その分、やっぱりイザボーの印象は薄い感じですよねー。

終盤

今までの行動によって得たポイントにより、ルートが決定します。
私の場合は、何を選択してもLAWルートになってしまったので、泣く泣く進める事になりました(笑)。
LAWルートだけは避けたかったのに・・・。

戦闘に関しては仲間が強くなってきたのと、スキルの充実により、雑魚戦は1~2手の全体攻撃で終わります。
MPの消費は激しいですが、アプリの『徒歩によるMPの回復』や『吸魔』等のスキルによって、補給は無問題。
また全体的なHPも上がってきたおかげで、先制されても死ぬことはまずありません。

ヨナタンが犠牲(生贄?)になる事により、5体合体によって、神の戦車『メルカバー』が誕生。
ゲストとして仲間に加わります。
何と言うか、完全に真・女神転生の終盤の展開ですよねー、これ。
メルカバー自体は強キャラなのですが、それ以上に主人公が強すぎてインパクトがありません(笑)。
バランスってなんでしょうね?
カオスルートはプレイしていませんが、恐らく流れは一緒。
とにかく、どちらかが犠牲になるのは避けられないようです。
メガテンらしいですね。

当たり前ですが、他の友人とも袂を分かつ事になります。
迷いなく切り捨てる主人公さんパネェ。
今まで散々中間的な意見をいったりきてたりしていたのに、ルート決定した途端に狭視界一直線。
極端すぎますね(笑)。

LAWルートのラスボスは・・・別に隠す必要もないような気がするので書いちゃいますが、我らがルシファー閣下です。
そのルシファーに辿り着くためのラストダンジョン『ルシファーパレス』は・・・非常に短く、ラストダンジョン?
と言う疑問符が付く道程の短さ。
何より・・・ルシファーのデザインが酷過ぎる。
あれは酷い、酷過ぎる。
天使的にも悪魔的にも美しさは微塵もなく、何処のドッペルゲンガーだよ的な雰囲気を醸し出しています。
これはあかん。
なお閣下との戦闘は、特に苦労する事もなく終了したもよう。

EDに関しては・・・ああ、やっぱりLAWルートだな・・・の一言。
何時も通りのアレな展開です。
報われないな、おい(笑)。

総括

久々のメガテンでしたが、や、普通に面白かったです。
終盤でLAWルートになってしまったため、テンションがダダ下がりでクエストが未消化ですが、やりごたえはあると思いました。
ストーリーの方も徐々に真実が明らかになっていく過程が何とも言えず、のめり込む理由は十分にあります。

ただ戦闘バランスに関しては、甘い・・・と言うか大雑把と言うか、序盤のみが物凄く厳しいと言う良く分からない調整の仕方なのが疑問。
またシンボルエンカウントになったため、無用な戦闘は避けられると言う利点はあるものの、狭い通路だとどんな雑魚敵でも戦うしかないのが辛い所ですね。
まー、シンボルが消えるまで待てばいいのですが・・・次々と湧いてくる上に時間がかかるので、結局バトルした方が良いのも問題。
この辺りは、もう少し煮詰めて欲しかったかな、と言った所です。

また、新規悪魔のデザインが酷い・・・と言うか、悪魔絵師と落差がありすぎるのも大きな問題だと思います。
女神転生シリーズの魅力の半分は、金子氏の悪魔デザインによるものです。
そこにデザインが全然違うクリーチャーを大量に投入されては、たまったものではありません。
最後まで違和感は消えず、ルシファーのデザインに
せめて全体的なデザインが統一されていれば、まだ良かったのですが・・・。

大体、プレイした感想はこんな感じですね。
参考になるかは分かりませんが・・・(笑)。

最後にこれからプレイする人へのアドバイスとして。
基本的に主人公は、魔力と速さ特化にした方がゲーム的に有利です。
また4属性・万能の攻撃魔法を主人公とメインとなる仲魔に習得させておけば、極めて有利に戦闘を進める事が出来ます。
何せ終盤のボスを除いて、殆どの敵が弱点持ちだからですね。
弱点を突くと、行動回数が余分に1回増える・・・と言うシステムの特性上、最も理にかなう戦法です。
MPを回復する手段さえ確保しておけば、最後まで困る事はありません。

逆に剣や銃を使う利点、防具を買い替える利点は殆どありません。
お金は、交渉の手段としてとっておくのが無難です。
大体こんな所ですねー。