【PS4】ドラゴンクエストビルダーズ2 ~破壊神シドーとからっぽの島~ を買ってみた
はい、かなりお久しぶりです。
物凄くサボってました!
主に……と言うか、普通にゲーム三昧してたからですが、許して/(^o^)\
……と言うことで、12月20日に発売したDQB2を紹介していきたいと思います。
当然の如く、発売日……と言うよりは、PSNでのダウンロード購入をして即日プレイをした訳ですが(笑)。
ただ12月~1月の上旬にかけては非常に忙しく、更に同僚が入院したためお仕事で人数が足りないと言うアクシデントにも見舞われ、平日は残業と疲れでほとんどプレイできない状態でしたが(休日もほとんどなし)、先日ようやくストーリーモードをクリアしましたので、ガッツリ感想を書いてみたいと思います。
前作の不満点はほとんど解消
さて、ますはゲームとしてのシステムのお話です。
思えば前作は初作と言う事もあってか、色々と細かい不満点が多かったですよね。
ブロックを足元(真下)に置けなかったり、アイテムの製作数を自分で決められないとか、リーチが短い割に敵に接触するとダメージを受けたり、夜に出現するゴーストの鬱陶しさだったり。
アップデートである程度改善されましたが、新作であるDQB2ではその辺りが概ねですが改善され、更に新規に追加された要素がいくつかあります。
それらの点は概ね以下の通りです。
- キャラの真下にブロックを置ける
- ブロックを積める高低差の制限が大きく(前作の3倍以上)なった。高い建物、または地底王国を作りやすくなった
- NPCが時間に沿って『生活』を行うようになった
- カメラの寄りや引きがコントロールできるようになった
- それに加え、カメラの主観モードが最初から実装済み
- 武具が壊れなくなった
- 製作数量を決められるようになった
- 敵から経験値が入るようになった
- 手にしたブロックの向きを、攻撃ボタンで任意に変更できるようになった
- 自由にセーブできるようになった
- 攻撃ボタンと、ビルダーボタンが分けられたことにより、攻撃によってブロックを破壊する事が殆どなくなった
- ブロックを破壊せず、持ち上げるだけのビルダー道具『グローブ』が追加された
- アイテム上限が1マスにつき999個までになった
- 敵に接触してのダメージがなくなった
- ダッシュができるようになった
- ストーリーでクリア済みの島からも素材を持ってこれるようになった
- そざい島の追加により、ほぼ無限に素材を手に入れられるようになった
- ブロックを斜めに削れるようになった
- ビルドアイテムを使い、設計図を作れるようになった
- それに伴い、住人たちに自動的に建物を建築させる事ができるようになった
思い付いただけ書いてみました。
とにかく、ゲームとしては随分と改善されています。
それに伴い新たな不満点も増えましたが、その辺りはピックアップしつつ説明していきます。
ストーリーモードは完全にチュートリアル
サンドボックス系最強のマインクラフトと違う所はここだぞ、と言うのがDQB。
やはり皆さん、ストーリーは気になる所でしょう。
前作は勇者が消えたアレフガルドのその後……というストーリーでしたね。
今作はDQ2が舞台と言う事で、破壊神であるシドーが関わってくるお話となっています。
前作とは直接関わりはないようですが、取り敢えず、今作もパラレルワールドと認識しておけば間違いないです。
しかし前作と比べると、やや不満の残る作りになっていました。
今回のストーリーモードは……ネタバレは抜きにしても、全編通してほぼ最後までチュートリアルモードです、
断言してもいいぐらい、割とやれる事が限定されています。
と言うのも非常に親切設計で、常にNPCからやる事を指示されている状態なので、作業感が非常に強いのです。
設計図のシステムも前作から継承されていますが、建設する場所すらも大体指定されてしまうため、お遣い要素が半端ないです。
もちろん進行を無視して自由にビルドする事はできます。
しかし、前作をプレイした人なら経験があるでしょうが、苦労して建設した場所が指定される被害がいくつも報告されているので、正直やめた方が無難です(笑)。
使える素材もストーリーを進めるごとにドンドンと増えていくので、ストーリーモードはさっさとエンディングまで突破し、からっぽ島でのビルドに力を入れた方が良いでしょう。
このゲームは、クリアしてからが本編です(力説)。
あ、ちなみにストーリーそのものは……前作と同じく色々と胸糞のあるDQ7風味な内容でした。
しかしだからこそ、最終章の胸熱展開は非常に楽しかったです。
ただ、純粋なストーリーとしてのDQは、前作の方が面白かったのは間違いないと思います。
オートビルドが凄い
今作では建築できるのは、主人公であるビルダーだけではありません。
住民たちもビルドに参加します。
主人公が設計図を用意し、素材を準備しておけば、住民たちが設計図通りに建築してくれるのです。
これはとても便利!
次々と組みあがっていくブロックを眺めてるのは、中々何とも言えない気持ちになりますね(笑)。
ストーリーモードには、ブロックが数千以上必要になる大規模建築が用意されています。
ではオートビルドはストーリーモードだけか……と言うとそうでもなく、『ビルダーペンシル』と言うビルダーアイテムを使用する事により、既存の建築物から設計図を作り出す事もできます。
今回はランキングの島(他人のからっぽ島)に遊びに行けたりするので、そこで気に入った建築をコピーして自分の島で再現する……と言うような事も出来てしまう訳ですね。
その際にも、住人に手伝ってもらえばとても楽ちんです。
また、建物の場所を移動させたい時にも便利なシステムですね。
住人たちが生活を行ってくれる
マイクラと大きく違う点が、ここになりますね。
前作でもNPCは存在し、部屋の機能に応じて料理を作って収納箱へと入れてくれたり、ビルドしたアイテムを収納箱へと入れてくれたり、モンスターが現れたら戦ってくれたりしましたが、精々その程度で、特に生活サイクルとかはありませんでした。
しかし今作は、
朝起きる→ご飯を食べる→トイレに行く→それぞれ作業を始める→昼ご飯を食べる→トイレに行く→それぞれ作業を始める→夕ご飯を食べる→トイレに行く→お風呂に入る→就寝
と言ったような生活サイクルが存在します。
なので、とても生活している感があり、何かとってもいい!
遊び道具を用意してあげれば、それを使って遊んだりもしてくれますし、これはやる気が出ると言うものですね。
この辺りがマイクラとの違いを比較できる大きな点だと思いました。
からっぽ島の住人はすべて合わせて60人まで
からっぽ島は緑、赤、青の地域に分かれ、それぞれが独立しています。
地域の行き来自体はシームレスにできますが、その範囲を超えてNPCが活動してくれる訳ではない……ということですね。
NPCは住み着いた地域内でのみ活動します。
また、それぞれの地域で住民にできるのは最大で20人まで。
つまり、3地域で最大60人までとなります。
数字的には多いように感じますが、実の所、モンスターや家畜(犬、猫、鶏、羊、牛)も含めての60人のため全然枠が足りません。
特にモンスターは島で生活をさせる上で有能な技能持ちが多く、普通にプレイしているだけでも10人程度の枠は持っていかれます。
動物ランドや大牧場などもシステム的に作るのは無理があるので、せめて、人間、動物、モンスターで人数枠を別にして欲しかったな、と言うのが主な感想。
ちなみにエンディングを迎えた後は自由に住民の入れ替えができます。
それぞれの地域のネームドキャラも入れ替えが可能になるので、自分の好きな住民を住まわせる事ができるようになります。
それだけに、この人数制限は残念な所ですね。
住人それぞれに役割がある
からっぽ島に限らず、NPCにはそれぞれ役割があります。
ストーリーモードに登場する、会話のできるようなNPCは自分の職業の行動の他に配膳や料理などもこなしてくれたりしますが、それ以外の……素材島で出会うようなモブNPCに関しては、自分の職業に沿った行動しかしません。
例を上げますと、例えば村人ですね。
村人には赤い服と青い服の村人がいますが、赤い服の村人は主に料理と配膳をします。
逆に青い村人はニートです(真顔)。
普段何もしませんが、買い物をしやすいと言う特徴があります。
他にも、
子供=料理。遊び場があるとそちらを優先
老人=料理。ただし何もしない事が多い
シスター=料理。ただし教会を作るとそちらを最優先に行動
メタルハンター系=農業特化。飲まず食わずで種蒔き、収穫、農耕、水撒きを9マス同時に行う超有能
キメラ系=料理特化。飲まず食わずで料理、配膳をひたすら行う。1匹いるだけで住人全体に料理を回せる。更に主人公を連れて飛行が可能。超有能
キラーパンサー系=騎乗時、常時ダッシュ状態、2段ジャンプが可能。超有能
ゴーレム系=アイテムを使う事により、地面のブロックを砂漠へと変えられる
……などです。
目的に応じて、連れてくる住人を選択するのが良いでしょう。
仲間モンスターが有能
上でもチラっと触れましたが、ストーリーの進行によって住民に迎える事ができるようになるモンスターたちは、実に有能です。
と言うのも、基本、食事もトイレも必要ないので、人間の住民がそれらに時間を使っている中、彼らはひたすら働いてくれるからですね。
何と言うブラック。
からっぽ島での生活はもちろんの事、素材島にもパーティーメンバーとして連れていけるので、その特殊能力を遺憾なく発揮してくれます。
特に便利なのは以下の3種族
ベビーパンサー・キラーパンサー
騎乗モンスター。足が速く、2段ジャンプも行えるため、探索やビルドに非常に役に立つ。
戦闘ではもちろん戦ってくれます。
同じ系統で仲間にしやすいベビーパンサーも同じ特徴を備えますが、キラーパンサーは移動速度も含め全てにおいて上なので、真っ先に仲間にしたい所。
キメラ・メイジキメラ・スターキメラ
騎乗モンスター。空を飛ぶことができ、主人公を乗せて(?)空を移動する事も可能。ただし移動速度は速くない。
素材島を探索する際には必須とも言えるモンスターで、高所まで飛んでからの風のマントの組み合わせは素晴らしいの一言。
種族が右に行くほど性能が高くなるとか。
またからっぽ島では料理当番として極めて優れており、就寝時以外は料理と配膳を繰り返してくれるので、住民が飢える心配はなし。
各地域に、最低1体ずつは配置したい所ですね。
メタルハンター・キラーマシーン
農作業特化モンスター。
農作業マシーンと呼ばれています。
3×3マスの畑を同時に処理する能力を持っており、1匹いるだけでも農作業の能率が格段に上がります。
またモンスターの特徴として寝るとき以外はひたすら作業を行ってくれるので、農民いらないんじゃね? 的な事態に陥る事も。
ただしシリーズ特徴の高い戦闘力はなくなるらしく、戦闘ではほぼ役に立ちません。
また、メタルハンターよりもキラーマシンの方が圧倒的に農作業能力が高く、メタルハンターを使う意味はほぼありません。
ただ、1月31日のアップデートによってキラーマシーンと同等の農作業能力になったようなので、好みで使えばよいと思われます。
相変わらず持ち物の枠が足りない
前作でも悩まされた、持ち物の最大枠。
ページ数も2ページ増え、持ち物難民も解消……かと思いきや、今回も、完全に溢れます!
ここは正直、改善して欲しい所だった……。
ちなみに前作では『大倉庫』と言うアイテムを設置する事により、大量の持ち物を自由に入れ替えできるようになりましたが、今作ではそれが『ふくろ』に変更になりました。
それに伴い、持ち物の数を気にする必要がなくなりましたが……代わりに、前作と同じ大きな収納箱はあるのですが、これが普通の収納箱と性能が同じ場所をとる箱にへと変更されてしまいました。
どうしてこうなった。
せめて、普通の収納箱の倍入る箱……とかであれば、使い道もあっただろうに……。
なお、収納箱は同系統の家具も合わせて32個までしか認識されません。
それを超えると、収納もできなくなるので設置は計画的に。
料理に時間がかかる
今作では、料理を作る際に完成まで時間がかかる仕様になりました。
しかも料理台ひとつにつき、1つずつしか料理できないため、序盤はお腹を満たすのも大変です。
なので、ゲーム中では複数の料理台を用意するのが基本です。
料理部屋を作っておけば料理ができる住人が製作し、収納箱へと入れてくれますから、お腹の事情もその内解決します。
ちなみに製作に時間が必要なのは料理だけではなく、金属を熔かす炉や、魔法の作業台も完成までに時間を要します。
正直このシステムはどうかと思いましたが……どうなんだろう……?(笑)
攻撃ボタンとビルダー道具ボタンが別になった
前作で相当不満が出たのか、今作は攻撃ボタンと、ビルダー道具(ハンマー等)を使うボタンが別になりました。
そのため、戦闘中に建物を破壊したりする事が殆どなくなりました。
やったね!
一応剣で破壊できるオブジェやブロックもありますが、極少数のため、気になる事はないでしょう。
その代わりと言ってはなんですが、なぜかビルダー道具変更ボタンと会話ボタンが同じなので、使用しようとして会話してしまう事もシバシバ。
特に、今回はシドー君が常時仲間としてついてくるため、誤爆をしまくります。
一応、アップデートでボタン配置の変更ができるようになりましたが、アレをすればコレが足りず……という状態のため、次作では改善して欲しい点です。
開拓地域が意外と狭い
からっぽ島は、それぞれの住民が活動できる範囲こそそこそこですが、実の所開拓できる地域は意外と狭いです。
と言うのも、山ばかりなので、それを整地したりせずに建設を進めていくには土地が狭いのですよね。
もちろん山は崩すことができますが、その作業だけで一地域だけで余裕で数時間以上は掛かります。
これは……普通に苦行……!
で、結局どうなのよ?
気になった事を紹介していくとキリがないので、総括といきましょう(笑)。
前回と同じく、最初から何でもしたいのであれば、あなたにはこのゲームは向いていません。
このゲームは、ストーリー付きで、それでいて街作りを楽しむためのゲームです。
制限はかなりありますが、その制限の中で自由を楽しむ……と言う事ですね。
前作をプレイしている皆様には、普通にお勧めの一品です。
ただ、エンディングを迎えるまでは、正直前作より建築の自由度は高くないと思いますので、そこはぐっと我慢してプレイすべきです。
一度建築したものを壊しての寄り道自体は可能ですが、それよりエンディングを迎えて様々な素材を手にしてストーリーモードの島へと戻った方が良いかと思われます。
ゲームとしては、間違いなく前作よりも完成度は上がっています。
気になる所はありますが、そこは次回作への課題としていただきたい所ですね。
ただPS4での製作はさすがに限界が見えているので、次はPS5ですかね~?
出てくれると嬉しいなあ……(笑)。
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