フォトラが届いた

2013年6月23日

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ついにフォトラを購入してしまいました……。
この雑記を書き始めたのは6月終わりぐらいですが、随分と時間が経過してるよね!

さて。 簡易撮影用のスタジオは所持していますが、照明で頭を悩ませていました。
意外と照明に困るんですよね、アレ。
使ってみると分かるのですが、普通の蛍光灯だけだと光が一点に集中してしまい、意外と使い難い。
かと言ってライトバンクだと、上にしか乗せられないので光量不足になる。
そこで、簡単に設置して簡単に片付けられるフォトラの購入を検討していました。
……が、元々無くても困らないレベルの悩みだったので手を出さずにいましたが、すぐに撮影準備ができる環境も必要かと思い直し、購入してみました、御機嫌よう。

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さっそく取り出してみました。
比較対照がねんどろいどなので大きく見えますが、高さは1/8フィギュアよりも多少大きい程度。
十分コンパクトと言っていいですね。
高さはA5版の本とほぼ同等。
と言う事は、A5版が入る棚であれば、スッキリ収める事ができるわけです。
表面ツヤツヤテカテカの白色。
個人的意見としては、艶消しの黒の方が良かったような気もします。。。

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電源コードは裏面下部の隙間に収納できるようになっています。
大体の照明器具はコードが出っ放し状態か、取り外し可能なタイプが殆どなので、こう言ったギミックは地味に有り難いですね。

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底面には三脚に取り付けるためのネジ穴があります。
これで高い場所でも難なく照らす事ができるので、用途が広がりますね。

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前面カバーがパカッと上側に開くようになっています。
角度は自由に調整がききますし、保持力も十分。
前面カバーはレフ板代わりとなっていて、本体からの光を反射する事によって、上部からも綺麗に光を回す事が出来ます。
小さいながら、広い面を照らす事ができるように工夫されているようです。

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フォトラには最初から、こちらの蛍光灯が2本付属しています。
13Wの昼光色タイプの蛍光灯で、型番はFPL13EX。
普通はコレを使えばいいのですが、我が家の撮影用の照明は全て昼白色のため、別途、昼白色タイプの蛍光灯を購入しました。

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特にメーカーにこだわりは無いのですが、RIFA-FやPHOTO TOOLSのライトバンクを東芝のネオボール(昼白色)で統一しているので、同じメーカーで揃えてみました。
ん? こう言うのをこだわってると言うのか?(笑)

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本体にガッチリ取り付け。 微妙に斜めになってる気もしますが、気にしない!
試してはいませんが、付属の蛍光灯だと真っ直ぐになるのですかねー。

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本体には溝が2つあります。
こちらは付属の専用拡散パネルと専用ディフューザーを取り付けるための溝ですね。
奥が拡散パネル用、手前がディフューザー用になります。

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蛍光灯を取り付けたら、次は拡散パネルを溝にはめ込みます。
拡散パネルには両面に保護シートが貼られているので、まずはそれを取り除きます。
そのまま使うと大変危険なので、必ず剥がしてから取り付け作業に入りましょう。
ツヤツヤしている面が表面、角に文字が印字されている方が上部になるようにセット。
その際、折り跡を付けないように注意しましょうね。

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ディフューザーを取り付けると、こんな感じになります。
白と黒の2種類が付属していて、黒は光を完全に遮断します。
上部前面カバーに反射されたものだけが光源となるので、金属類等はこちらで撮影する方が上手くいく……んじゃないかなあ(笑)。
光が透過される白ディフューザーと上手く使い分けをして下さいね。

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て事で、何時もの手近にあるアクビさんに被写体になって貰います。
NEX-C3での全力の手持ち撮影。
F3.5、ISO400で撮影してますが……ISO200でもいけそうですね。
露出はもう少し抑えた方が良かったと思いますが、ものの1分程度でここまで撮影できるのだから上出来。

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もっと本格的なフィギュアはどうかな?
と言う事で、やっぱり手近のターンテーブルで回っていたのどっちを投入。
全身に綺麗に光が回っているのが良く分かりますねー。
流石に奥の翼にまで光が届いていないようですが、ちゃんと位置調整をすればいけるかな?
背景紙に関しては省略。
商品を取り出す前にあるダンボールの板は、背景紙の土台となる物なので、間違って処分してしまわないようにして下さい。
私も知らなかったら、確実に処分して後悔してたと思います(笑)。
いえ、使わないのですけどね……。

さて。
軽く触ってみた程度ですが、不満点が幾つか。
まずは価格面ですかね。
面光源の照明器具としては、2灯で24800円……は、まぁ普通ぐらいでしょうかね。
今現在の実売価格は19800円ですが……やっぱり普通。
ただフォトラの大きさと作り(性能面ではなく)で、この価格は少々お高い感じがします。
需要の問題もあるのでしょうが、手は出しにくいですよね。
次に専用ディフューザーの置き場所。
光を遮断する黒は、金属物でも撮影しない限り使わないと思いました。
そうすると何処かに保管しておくわけですが……使わないと場所を忘れますよね?
と言う事で、出来るなら本体に収納できるようにして欲しかった……。
本体の形状からして難しいとは思いますけどね。
黒いディフューザーを使った場合、弱い光を縦置きで当てたい場合がありますけど、フォトラその物は縦置きに対応していません。
三脚を使えば縦置きで照明を当てたりできますが、出来れば本体のみで対応できるようにしてほしかったなあ。

不満点はこの程度。
普通に使う分には、優れた商品だと思います。
値段さえ納得できるなら、オススメの照明ですね。