【機材】輝度と色温度が調節可能なLEDライト Viltrox L116T プロを買ってみた

2019年11月4日

 

撮影会に参加してみて、照明がストロボだけではちょっと足りない時がある……と言う事を知ったので、LEDライトを追加してみる事にしました。
ちなみに、我が家の自室の中でも明かりは足りていません。
部屋の中のどこで撮影しようと、天井照明だけでは自身の影が撮影対象に被ってしまうため、どうしても写りが悪くなってしまうのですよね。

我が家には撮影用ライトのRIFA-Fを代表とするライトバンク照明がありますが、いずれも組み立てやコンセントでの給電が必要になるもので、お手軽に使うには向きません。
そう言う意味でも、iPhone等で手早く撮影できるような照明が欲しかったのです。

 

前置きが長くなりましたが、今回購入したのは『Viltrox L116T プロ』と言うLED照明です。
中国のメーカーで、中国のカメラ業界においてかなりの影響力を持つ企業ですね。
正直、使い勝手が良ければ何でも構いませんが(笑)。

さて、ではチェックしていきましょう。

 

開封してみる

 

こちらがパッケージ。
外箱は結構しっかりしています。
ちなみにお値段は、Amazonでの購入時点で3,500円。
や……安い……!
ちなみに輝度のみ調整可能なL116Bと、輝度と色温度が調整可能なL116Tの2種が存在します。
価格は同じなので、購入時には間違えないように注意しましょう。

 

 

パカッと開くと、商品とお目見え。
こうやって見てみてもしっかりと梱包されているようで、好感が持てますね。

 

 

パッケージの内容は以上です。
マニュアルは英語と中国語が用意されています。
中国語の方が分かりやすい不思議!
また、ACアダプタやバッテリーは付属していないので、別途購入する必要がありますね。

 

本体をチェック

 

 

縦約12.8cm×横約19.2cmの長方形のLEDライトです。
大きすぎず、小物を撮影するにはとても良い大きさですね。
LEDの球が非常に細かいです。
これは期待できます。

 

 

厚みは突起を除けば、驚異の22mm!
驚きの薄さです。
実際はこれにあれこれと突起物が増えたりするのですが、持ち運びを考えるのであればこの薄さは嬉しいですよね。

 

 

操作パネルは裏面に全て集約されています。

 

 

底面。
1/4インチのネジ穴があるので、一般的な三脚等に簡単に取り付けられます。

 

 

DC12Vに対応したコネクタが装備されているので、ACアダプタからの給電が可能です。

 

 

裏面左側には電源ボタン。

 

 

右側には液晶画面と、輝度と色温度調整用のツマミがあります。
中央の窪みは、バッテリーを取り付ける場所になりますね。

 

 

本体の重量は277g。
非常に軽いです。
ただ、本体のみでは使えませんので、参考程度の重量になりますかね。

 

 

カメラに取り付けるための、ホットシューアダプタが付属しています。
角度を色々と変えられるので、付けっ放しにしても良いかと思われます。

 

 

底面に取り付けます。

 

 

シンプルでスタイリッシュな外見が、一気にごつくなりました(笑)。
ただ、L116T本体だけだと持つところがないので、ハンドグリップ代わりに使うと良いと思いました。
もちろん、ハンドグリップそのものを導入した方が使いやすいと思います。
要検討!

 

 

ハンドグリップを取り付けると、一気に重くなりますね。
とは言え、許容範囲だと思います。

 

 

さて、電源ですが、お手軽に使用するのが目的のため、バッテリーを購入しました。
NP-F550の互換バッテリーのセットです。
容量は2600mAh。
お安い反面、色々と問題はありそうですが、取り敢えず購入した個体は問題なく使えそうです。
お値段は、バッテリー2つと充電器、マイクロUSBケーブル付きで約2,300円。
充電アダプタは付属していませんが、L116Tと合わせて6000円弱で購入できるところが素晴らしい。

 

 

バッテリーを本体に取り付けましたが……邪魔だよ!
明らかに、薄さが台無しだよ!
ちなみにバッテリーは約100gのため、最終的な重量は425gになりますかね~?
さすがに重くなってきた!

 

 

電源を投入すると、背面の液晶が表示されます。
バックライトも搭載されているため、暗闇の中でも不自由は無し。

ツマミを回すと、輝度が20%~100%まで1%単位で調節が可能。
また、ツマミを1回押し込むと色温度が調整できるようになり、こちらは3000k~5600Kまで100K単位での変更が可能となります。

 

実際に使ってみる

 

電源を投入し、輝度20%と100%を取り比べてみました。
驚きの白さ!
撮影カメラの状態にもよりますが、テーブルフォトでしたら50%~60%程度の運用でも十分だと思われます。
スマートフォンですと画質はISO感度でかなり変わると思われますので、明るい方が無難でしょう。
照射角は120°。
バッテリーのもちですが、最大輝度で1h程度だそうです。

 

 

色温度最小の3300kと、5600K。
個人的には、5000K前後で運用するのが綺麗で良いと思われます。

 

さて、では実際に撮影で使ってみましょう。
撮影機材はiPad Pro 2018を使ってみました。
スマホ画質と言う奴ですね。

 

 

まず、こちらが部屋のメイン照明のみで撮影した状態。
こんなものですよねー。
顔に影ができてしまっていますが、できない位置まで移動させると、今度は撮影者自身が影になってしまうと言うジレンマ。

 

 

そこで、取り敢えずiPhoneのライトを最大輝度で投入してみました。
大分マシになりましたが……スマホのライトにはディフューズなんてないので、クッキリとした強い影ができてしまっていますね。
それでも天井の照明がある分、目立ってはいませんが。

 

 

そしてL116Tを投入。
ほら、こんなに綺麗!
LEDライトなのにかなり光が柔らかく、とても良い感じです。

もっと分かりやすくチェックしてみましょう。

 

 

部屋を暗くし、iPhoneのライトのみで撮影してみました。
今度は何も邪魔するものはないので、明暗さがクッキリと出てしまっています。
こういう効果を狙っているのであれば良いですが、基本的には撮影には向きません。

 

 

対してL116Tですが、見るからに影が柔らかくなっています。
LED照明はいくつか持っていますが、数年前の物なので進化が別物です。
完全に実用レベルに達していますね。

 

以上、Viltrox L116Tの紹介でした。
軽くて持ち運び安い大きさなので、テーブルフォトには大変向いていると思われますよ。
ドール撮影にも十分使えます。
写真を綺麗に撮影したい……と考えている方は、検討してみると良いかも知れません。