朧村正 元禄怪奇譚『一揆-大根義民一揆-』
前回の発売から2ヶ月ちょっと。
1月16日に、朧村正DLC第二弾『一揆-大根義民一揆-』が発売されました。
お値段、第一弾と同じく500円。
主人公は、普通の農民の権兵衛。
一般人です。
朧流の使い手でもありませんし、妖怪でもありません。
結婚済みではありますが、妻のお妙を病で亡くして独り身です。
こちらが妻のお妙。
権兵衛の事が心配で成仏できず、今回の件で姿を現します。
て言うか、お妙、幽霊でも可愛い。
と言うか、エロい(笑)。
村人一揆と言う事で、正直な所を言うと、百姫、鬼助、お恋のような魅力的な主人公ではなく、またむさい男衆のみの構成なので、今までに比べると若干テンションが落ちます(笑)。
しかしストーリーは面白いので、サクッとプレイできました。
そんなわけで、今回はシステムの方を解説していきたいと思います。
『くわ』
伝説の三枚鍬ではありませんが、農民の魂とも言える農具です。
攻撃力は高いですが、かなりの大振り。
意外と使い辛いです。
ただ溜め攻撃も出来るので、火力は最強。
『竹やり』
実の所、権兵衛の最強武器。
敵を端に追い詰めると、連打しているだけで、反撃を受けることなく抹殺できます。
普通に強い。
突くと言うモーションのため、対空中や投擲武器に弱いと言う難点もありますが、殆どの敵はこれ1本でいけます。
鍛錬「竹槍の早業」を開放すると連続攻撃ができるようになりますが、三段目の攻撃がダッシュ突きと同じモーションになるので、強化しない方が使いやすい謎武器。
『かま』
お恋の化け猫モードで使えた鬼火と似たような武器。
ただし使いやすさは、断然こちら。
溜め攻撃こそありませんが、攻撃スピードも速く、何より遠距離攻撃が出来ると言う事で、一般人の権兵衛には無くてはならない武器。
特に対空中で威力を発揮します。
使用の度に武器ゲージが減るので、多用できないのが難点。
と、以上の3種類の武器を使い分ける事によって進めていきます。
百姫や鬼助は刀が折れた時の予備用、お恋の場合は爪がメインウェポンとなりましたが、権兵衛の場合は全ての武器が重要です。
初の使い分け!
また、
手持ちの武器が破損した場合は、石の投擲攻撃に切り替わります。
威力こそありませんが、制限無しの遠距離攻撃になるため、これが意外と強い。
霊力が回復するまでは、これで攻撃するのもありだと思います。
そしてさり気なく権兵衛の後ろにもう一人いますが、これは他のキャラで言う全体攻撃……つまり霊力が満タン時に使える居合ですね。
全体に攻撃を加えると同時に、仲間を呼ぶ事ができます。
呼び出した仲間は戦闘の間留まってくれ、権兵衛の攻撃に合わせて対応。
尚且つ奥義も使えます。
ある程度ダメージを受けると帰ってしまいますが、仲間予呼びを2回行う事によって、田吾作、茂平次の2人を同時に召喚も可能。
最大3人同時で攻撃出来るので、ダメージソースとしてはかなり凄い事になります。
積極的に使いたい所です。
主に刀折りに使用する下溜め攻撃では、お妙の生首が攻撃してくれる恐怖仕様。
範囲がバカ広いですが、攻撃力はあまり高くないようで、刀折りも2回当てないと折れてくれません。
侍が強敵。
さて、権兵衛ですが、彼は一般人なので特殊なアクションは当たり前のように使えません。
鍛錬で『妙妓のめざめ』を開放する事により、ようやく他の主人公たちと対等の能力を得ます。
お妙が権兵衛を手助けしてくれるようになるため、これにより奥義、2段ジャンプ、ダッシュ攻撃、空中受身、下溜め攻撃、浮遊が使えるようになるわけです。
いちいち出てきて手助けしてくれるお妙が可愛いぞ!
その中で他のキャラにはないアクションが『浮遊』です。
お妙が権兵衛を掴みあげてくれるので、『浮遊』が可能となります。
他の主人公たちも出来ますが、彼らに出来たのは『滑空』であり、空中を長距離移動できるだけでした。
しかし『浮遊』に関しては、横だけでなく、上にも移動が出来ます。
つまり2段ジャンプをした後に『浮遊』する事によって、更に上まで上昇出来るわけです。
この時のお妙が「う~んっ……!」と実に重そうな力み声を上げるのが可愛い(笑)。
ちなみに鍛錬のシステムその物は、お恋と一緒です。
ただ仲間の攻撃力を上げたり、アクションが強化されたりするので、上げ甲斐はありますね。
『一揆』が他の主人公たち違う所が、もう一つあります。
それは『お金が手に入らない』……と言う事。
勿論完全に手に入らないわけではありませんが、100文稼ぐにも非常に苦労するぐらい、敵からはお金が入りません。
1戦闘に2文とか、むしろ0文も珍しくありません。
まぁ、一揆する農民ですからね……。
そのため道中に商人はいますが、ゲーム進行中には買えない事が殆ど。
大詰め辺りになると多少は買い物が出来ますが、恐らく200文程度しか貯まってないハズなので、使い道は慎重に決める必要があります。
つまり回復アイテムも有限のようなもので、しかも数が手に入りません。
それらの事情から、難易度自体は高めになっています。
ダメージを受けても回復アイテムを使うかで頭を悩ませ、仮にアイテムが尽きた場合、体力の回復はセーブポイントを使うか、Lvアップに頼るしかありません。
私のようにアクションが苦手な人間には、結構辛い仕様となっています。
お金を稼ごうにも、セーブポイントに張り付かないといけませんからねえ。
そんな訳で、システムの解説はこれぐらいで。
次回はストーリー方面について書いてみたく思います。