朧村正 元禄怪奇譚『一揆-大根義民一揆-』その2
朧村正DLC第二弾『一揆』の続きです。
前回と合わせて閲覧下さい。
今回はストーリー方面の方を追ってみたいと思います。
勿論ネタバレ全開なので、閲覧にはご注意下さい。
ストーリー
不作が続いている上に、年貢の取り立てが厳しい村が舞台となります。
村人は既に思いを詰めていて、もはや一揆を起こすしかない、と言う所まで追い詰められている状態。
どうにか庄屋が思い止まらせ、窮状を訴え出る事にしたようです。
只でさえ不作なのに、畑を狙って鴉が来襲してきます。
泣きっ面に蜂とはこの事ですね。
徒党を組み、人にダメージを与えるレベルのつむじ風をも巻き起こす鴉の軍団の図。
あれ?
こいつら実は妖怪じゃね?
ちなみに、この段階の権兵衛は只の一般人に過ぎません。
チュートリアルなのに、『津奈缶猫魔稿』よりも厳しい戦闘が待っています。
どういう事なの……。
鴉を何とか撃退したその夜、流行り病で他界した筈の女房、お妙が幽霊となって姿を現します。
旦那である権兵衛の事が心配で、成仏出来なかったようです。
権兵衛の余りの窮地に、一緒にあの世に行かないか、と誘いに姿を現したようです。
えっと……ヤンデレ?
ともかく、その発言も本当に権兵衛の身を案じての事。
「村人たちが苦しんでいるのに、それを放っておいて死ぬわけにもいかない」と言う権兵衛に、お妙はサポートを申し出るのでした。
何と言う良妻。
それはそれとして、お妙さん、幽霊でも可愛いなあ……と言うかエロイ?
訴えに出た庄屋は仕打ちと共に追い返され、今度は権兵衛含む代表者4人で直接藩主に窮状を訴え出る事に。
重税を課している張本人、城代家老『鵺野豆太夫』はそれを察知し、口封じのために追手を放ちます。
それにしても、どう言う名前だよwwww
お妙の協力を得、どうにか権兵衛の身体能力と戦闘能力は一般人の領域を超えてくれます。
とは言え、朧流や化け猫のような超人的な強さではありません。
しかし村人3人に蹴散らされる忍衆。
暗殺のプロが、それでいいのか……?
道中の温泉では、むさ過ぎる男たちの相風呂を堪能できます。
誰得だよ……。
お妙さん、貴女だけがこのシナリオでの清涼剤です……。
追手を振り切り、どうにか武蔵へと到着した権兵衛一向でしたが、やっぱりと言うか何というか追い返されてしまいます。
諦めきれない権兵衛達は、リーダー格の梅吉の案により、将軍綱吉に直訴する事になりました。
当然警護が厳しいので、参拝の通りに隠れ、機を待つ事に。
しかし、こう言う時に余計な事件は起こる物で、相撲取りがぶつかった老人に難癖を付け、米俵を踏み潰した所で権兵衛の怒りが爆発。
ボス第二戦へと突入します。
オーバーソウルが出来る権兵衛の敵ではなかったか、悪五郎を見事撃破するも、時間に大幅に遅れてしまいます。
しかし将軍の行列は通りません。
一方、梅吉は一人で直訴。
元々梅吉は一人で直訴するつもりで、権兵衛達には通り道とは違う場所に待機を指示していたらしいのです。
直訴は受け入れられず、捕えられ、打ち首で晒し首になってしまいました。
村でも主だった者達が捕えられ、ここまでされて黙っているわけにはいかない。
たった3人の一揆で、藩の米蔵を打ち壊す決意を固める権兵衛達。
うん、アレだね。
完全に『いっき』だね。
伝説の暗殺集団。
道中。
温泉に浸かると、何とお妙が入っているじゃありませんか!
と言うか、お妙さんエロ過ぎですwwwwww
勿論幽霊のままですが、霊泉の力によるものか、まるで生きているようじゃありませんか。
ちなみにお妙の前に立つと、恥ずかしいのか、顔を逸らします。
芸が細かいですねえ。
城に乗り込み、忍者、侍たちを蹴散らして天守まで辿り着いた3人。
米蔵には米が無かったわけですが、何と、天守に大量の米俵が隠されていました。
それにしても城の警備はザルなのか、農民が一騎当千なのか。
見られたからには生きて返す訳にはいかないな、と完全に悪人のセリフを吐く家老。
いよいよ、ラスボスと対決です。
成敗!
銃での遠距離射撃、くノ一の連携で攻撃してきますが、正直、烏よりも弱かった印象。
見事一揆は成功します。
しかし所詮は農民なので、その後あっさりと捕まり、磔獄門にされて全滅しました(笑)。
事情は察して貰えますが、多くの人を殺めてしまったため、地獄へ落とされます。
ですが……。
諸々の事情により、地獄を追放。
何と、全員生き返ります。
勿論、お妙も一緒です。
何と言う、ハッピーエンド。
新しい領主は善政を敷く人で、閻魔の加護なのか豊作も続くようになり、幸せに暮らしましたとさ。
この辺りは、ご自分で実際にプレイして確認してみて下さいねー。
EDはヴォーカル曲。
私は基本的にやりたいゲームが決まっている場合、その情報は極力仕入れないようにしています。
なので、ED曲がヴォーカル曲だったのにびっくり。
だって、DLCのおまけシナリオですよ?
曲が始まった瞬間、手放していたVitaを思わず手にしてしまいました。
しかも、素晴らしい良曲じゃありませんか。
正直これだけのために、このDLCシナリオはプレイしても良いと思います、はい。
以上が、『大根義民一揆』の1周目の流れになります。
正直な所、主人公が農民と言う事で期待はしていなかったのですが……蓋を開けてみたら、『津奈缶猫魔稿』よりもストーリーが面白い、と言う嬉しい誤算になりました。
特にED曲のサプライズが素晴らしい。
朧村正を持っているのであれば、是非プレイをお勧めします。
このシナリオのきつい所は、とにかくお金が手に入らない事。
普通であれば回復薬でのゴリ押しが出来るのですが、回復薬どころか、料理の材料を手に入れるのにも苦労する始末。
農民と言うハンデに加え、アイテム制限もされると言う非常に苦しいプレイ内容となります。
鍛錬を行うにも魂と生気が必要で、生気を得るには食事をする必要がありますが……。
懐と相談と言うレベルでは無く、僅かに貯まったお金をどう言う風に使うか、で難易度が劇的に変わりますね。
正直、最後の城では泣きそうになりました(笑)。
さて、最後にボス戦について簡単に書いて締めたいと思います。
ボス戦
『カラス』
本編のチュートリアルになりますが、難易度はガチ。
大量のカラスの集団が襲い掛かってきます。
空中からの直接攻撃の他に、つむじ風(竜巻?)を起こし、急降下攻撃を起こしてきます。
いきなりの難敵です。
特に急降下攻撃は、武器の霊力を根こそぎ持っていく程威力があるので、防御は非推奨。
気合いでかわしましょう。
対する権兵衛は、特殊な能力は一切なく、手にした武器を使って戦うしかありません。
3つの武器の中では『くわ』と『かま』が有用。
仲間呼びをして火力を確保しつつ、ひたすらカラスを駆逐。
権兵衛の家の屋根の上に乗れるので、そこで戦うと多少は楽になります。
しかし基本的に気合い戦です。
『富嶽悪五郎』
巨大な相撲取り。
ボスなので強いのは間違いないですが、慣れてくると大した相手ではなくなります。
具体的な事は後で紹介するとして、まずは攻撃パターン。
- 四股
四股踏みで衝撃波を発生させてきます。
しかし普通にジャンプして避ければ問題ありません。
- 張り手
三連打してきますので、後ろをとるか、攻撃の終わりを狙って一撃入れましょう。
- 大張り手
巨大なエフェクト付きの一撃。
判定が広いので、範囲に巻き込まれないように。
- さば折り
エドモンド本田が得意としたアレ。
基本的に近寄らなければ問題ありません。
- ぶちかまし
距離を離した場合、こちらに向かって突進してきます。
動作前に必ず「どすこい」等の発言があるので、耳にしたらジャンプして避ける準備をしておく事。
2段ジャンプで楽々避けられます。
お妙の力を借りると余計なダメージを受けたりするので、純粋にジャンプのみで避けた方が良いです。
- 百貫落とし
ジャンプして、お尻から落ちてきます。
純粋に痛いです。
近寄らずに攻撃が終わるのを待った方が良い感じ。
ダメージを与えるごとに、攻撃方法が変化、そして間隔も短くなっていきます。
が、このボス、竹やりでヒットアンドアウェイを繰り返していれば、案外あっさりと倒せます。
むしろ竹やり以外は要りません。
可能であれば、先の事もあるのでノーダメージで突破してしまいましょう。
『鳩野豆太夫』
本編のラスボス。
本人と、取り巻きのくノ一が相手になります。
本人は銃を携帯していて、これを武器として使ってきます。
威力が高いですが、パターンさえ見切れば普通に回避できます。
基本的にはくノ一は無視し、動き回る本体に直接攻撃を当てていくのが良いですね。
ある程度ダメージを与えると空中に浮かびますが、くノ一がロープ(と言うよりもピアノ線?)で引っ張り上げているので、地上のくノ一を倒して高度を下げさせ、そこを攻撃しましょう。
最終段階になると、くノ一で壁を作り、その後ろから攻撃してくるようになります。
これも基本的に張り付いていれば問題ないので、ビシバシ攻撃しましょう。
その内に倒れます。
結論:弱い
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