【オビツ50】がに股を改善してみた

2015年10月9日

mono-1849

50cmドールを入手してから、ここが気に入らない、あそこが気に入らない……と、どんどん素体に手を入れている対月です、御機嫌よう。

オビツ50は可動範囲も広く、よく動く素体ですが、それでも微妙なポーズをとらせたくても出来ない場合があります。
その内のひとつが、股関節周辺の可動域。
今回は、その辺りを改善してみたいと思います。


mono-1832

そんな訳で、リリアさんは既に手術済みなので、無改造のルルナに頑張って貰いましょう。
裸だと流石にアレなので、下着は着せてあげました(笑)。

ルルナは50cmドールではなく、リリアさんよりも股、脛が1cmずつ短い48cmドールになります。
脚が長すぎるオビツ50よりは、正直バランスは良いです。
ただ、今度は腕が長すぎるので、やはり50cmドールの方が良いなあ……(笑)。
それはそれとして、特に何をするでもなく、普通に素立ちが出来るのはオビツ製品の素晴らしい所ですが……。

mono-1833

それでは脚に注目。
これでも目一杯足を閉じていますが、これが限度です。
踵がピッチリと閉じてくれません。
若干がに股気味……と言う事になりますね。
リリアさんが我が家に来た時はどうだったかな……覚えてないや(笑)。
これが、どのように影響するかと言うと……。

mono-1834

座らせてみると良く分かりますが、膝頭がくっつきません。
極端なO脚ですね。
と言うか、立っている時に踵がくっつかない時点でO脚ですらありません。

mono-1836

脚を組んでみても、どこぞやのおっさんっぽくなりましたね。
知人に見せたら、男らしい! とか言われました(´・ω・`)
色気のある足の組み方なんて出来ません。
と言うか、美しくないっ。

それでは、この状態を打破するため、改造を行っていきたいと思います。

SONY DSC

取り出しましたのは、ボディから取り外したルルナの脚。
グロですね。
画像内の右側が、モモ付け根パーツになります。
これに太股の外皮を被せたのが、左側。
がに股になると言う事は、パーツの可動範囲がそこまでしか無いからです。

SONY DSC

しかしモモ付け根パーツは、外皮が無ければここまで曲げる事が出来ます。
つまり原因は、外皮によって可動範囲が妨げられているから……と言う事になります。
だったら話は早いですね。
股の付け根部分を削ってしまえば良いわけです。

SONY DSC

そんな訳で、こちらがモモ付け根パーツを収める外皮です。
画像右側が前、左側が後ろになります。
赤く色を付けてある部分を、ざっくりと削り取ります。
結構大胆に切り取ってしまっても大丈夫です。
心配なら、モモ付け根パーツを外皮に戻して確認しつつ、少しずつ削っていくと良いですね。

穴は下に広げるだけでなく、正面側も削ってやると、更に良い感じに可動範囲が広がります。
この辺りについては、Team LollyPop Main様に詳しく解説が載っています
(註:該当記事が削除されたようです)

SONY DSC

ガッツリと削り取った後の図。
しつこいようですが、右側が前、左側が後ろになります。
関節の保持力はモモ付け根パーツや膝パーツによって支えらているので、外皮は殆ど影響しません。
スッポリ抜けてしまう程削らなければ、保持力には問題は無いと思います。
ただ、正面も削ると裸体での見た目が悪くなりますので、注意して下さい。
見た目を重視して可動範囲を妥協するか、見た目が多少気になっても動いた方が良いのか、そう言う選択肢になります。
私は動いた方が良いので、正面側も削っています。

なお、画像では切り取ったままですが、この後にでもリューターや紙やすりで形を整えてやるのが良いです。
大事な部分ですからね。

それでは、実際に改造の結果を見てみましょう。

mono-1841 mono-1842
 

ビシッ!
と足が閉じています。
素晴らしいじゃありませんか。

 mono-1841 mono-1832

比べてみると、一目瞭然ですね。
実際には僅かな違いではありますが、その差は大きいと感じています。
股関節の可動範囲が広がった事によって……。

mono-1843

脚をクロスして立たせてみたり、

mono-1844

実に女の子らしい、S字立ちポーズもいけます。
いやー、無理なくポージング出来るのは良いですねえ。

mono-1845

勿論、脚が内側に曲がるようになったため、脚組みも美しく。
まー、流石に外皮の関係で人間のようにはいきませんが、それでも改造前に比べたら雲泥の差です。

mono-1846

姉妹でお澄まし。
揃えられた両脚の美しさは、女性ならではですよね。
隙間が開いたら台無しですが(笑)。

後はこれで、正座が出来るようになれば完全体により近づくわけなのですが、外皮がある以上、厳しいかなー。
色々な記事を読み漁ってみる限り、改造その物は可能だけど、見た目が激しく悪くなると言う(笑)。
何はともあれ、これで少しは表現が広がりそうです。