Canon スピードライト 90EXを買ってみた
’ * ∧__∧| | + 90EXをイヤッホオオオォオオ!!
. (´∀` / / 。
+ y’_ イ *
〈_,)l | * 。
ガタン lll./ /l | lll +
と言う事で90EXを買いました、御機嫌よう。
600EXを買ったから要らないかなーとは思ったのですが、マスターとして使っている600EXの場所が、撮影時にかなり色々な所に動いて光源が安定しない……。
のが困りものだったので、別途90EXを買ってみました。
正直、もう一つ430EXを追加した方が良かったのではないか……と思わなくもないですが、そこはそれ。
どうせなら、違う機材も試してみたいじゃない!
パッケージの中身。
上位のクリップオンストロボと違って、中身は実にシンプル。
本体とソフトケース、説明書しか入っていません。
本体は意外と大きいと言う印象。
電池を入れなければいけないから、当たり前と言えば当たり前なのですけどね。
本体重量は50gと実に軽量。
バッテリーを入れた状態でも、恐らく80gありません。
軽いっていいですよね。
上から見ると、『Canon』のロゴと型番。
うん、まー、デザイン的には何とも言い様がないですね(笑)。
ちなみにスタンドは600EXの物を拝借しています。
このクラスのストロボにはスタンドなんて高級品は付いてないよ!
ガイドナンバーは9で、一般的な一眼レフの内蔵フラッシュよりも格下。
完全に内蔵フラッシュのない機種(フルサイズ機やミラーレスなど)での使用が想定です。
それを考慮に入れても、かなりパワー不足な気はしますが……。
レッドランプのAF補助光などと言う物は無く、ピカッと光ります。
うをっ、まぶし。
状態になりかねないので、人を撮影する時は注意しておきましょう。
シンプルすぎる構造なので、首振り機能はありません。
勿論上バウンスすら出来ません。
最も、このガイドナンバーでは、天井バウンスですら、かなり厳しいと思いますが……。
バッテリーは単四電池を2本使います。
使用頻度にもよるでしょうが、使用回数は約100回との事なので、エネループのような充電池を使うのが良いのではないでしょうか。
そのためだけに、単四のエネループ買いました。
無駄にProを!
背面には電源スイッチ。
長押しすると電源が入ります。
上のランプは充電完了ランプですねー。
リサイクルタイムは長め。
テンポ良く撮る……と言うには、やはりパワー不足のようです。
固定はスライドロック式。
非常にシンプルですね。
実際に6Dに装着すると、こうなります。
流石に小さい。
ポケットにも入る大きさは実に魅力的ですが……。
皆大好き、430EXと並べるとまるでミニチュアのようです。
軽量・コンパクトなのは良いのですが、ストロボに関しては大は小を兼ねる、の言葉の意味そのままの機械ですからねー。
唯一自慢できる点がそこだけ、と言うのは寂しい気もしますがががが。
そんな訳で、90EXを購入するぐらいでしたら、上位の270EXを購入した方が表現の幅が広がって良いかと思います。
価格差は3,000~4,000円程度ですからねー。
単四電池と言うのも歯痒い所ですね。
せめて単三電池が使えればなあ……と思わなくもなかったり。
さて、前置き……前置きですらない90EXの紹介が終わったので、本題に入ります。
散々貶されて踏んだり蹴ったりな90EXさんですが、このストロボの本当の価値は別の所にあります。
実はこのストロボは……ワイヤレスマスター機能を搭載しているのです。
マスター機能と言えば、私の手持ちで言えば60D、安いエントリー機だとKissシリーズに搭載されている機能ですね。
Canonのスピードライトの中でマスター機能を持つストロボは、今現在のラインナップの中ではフラグシップの600EXのみです。
それが、一番安い玩具のようなストロボに搭載されているとは……いやはや。
光通信が出来るマスター機能を持つアクセサリーと言えば、『スピードライトトランスミッター ST-E2』が挙げられます。
しかしこのST-E2は、バッテリーがカメラ用のリチウム電池である2CR5を使う……と言う事で、長年気にはしていましたが、中々手が出ませんでした。
バッテリーが高い上に、何処でも手に入る物ではありませんからねー。
しかし、90EXがマスター機能を搭載していると言う事を最近知り、お値段もST-E2の半分程度、エネループも使える。
これは買うしかないじゃない!
マスター機能のために買った600EXさんを差し置き、6Dのホットシューに君臨する事になりました。
い、いいもん!
600EXさんは、色々な用途に使えるから後悔なんかしてないし!?(震え声)
ただし600EXさんとは違い、マスターとして機能している時は、90EXはストロボとしては役には立ちません。
1/32発光のトリガーとしてのみ使えます。
キャッチライト的には使えるようですが、余程の近距離でない限りは被写体に影響を与える程には発光しない……と言う事ですね。
光通信という事で、トリガーとしての有効到達距離もせいぜい5~6mと言った所。
600EXやST-E2だと、もっと遠くまで届くようなので、結局は用途による……と言った所でしょうか。
電波式のストロボが、もっと増えてくれればいいのですけどねー。
600EXしかないのは、やっぱり苦しいよ、Canonさん。
そして、ひとつ、重大な欠点があります。
それはチャージ時間の遅さ。
と言うか、電源をONにして、チャージできずにそのまま電源が落ちるとか何ですかね?
撮影できるまでに数分を要する他、撮影後のチャージ時間のもどかしい事。
パッパッパッ!
と撮影したいのに、何度も落ちる電源をONにするのは、中々の苦行だと思いました、はい。
以上、スピードライト 90EXの紹介でした。
ストロボとして使うには余りにも非力ですが、ワイヤレスマスター目的であれば、購入も視野に入れて良い製品だと思います。
ガイドナンバーが小さく、チャージが遅い……と言う欠点があるので、単体での購入はお勧めできません。
外付けストロボとして使いたいのであれば、やはり最低限270EX程度の光量は必要になります。
ワイヤレス、または多灯でストロボを使いたい人には、ある程度はお勧めできます。
ただ、マスター機能が付いてないデジイチの方が珍しいとは思いますが……(笑)。
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