SONY サイバーショット DSC-RX100M3 その3
今月は更新をサボりまくりですねー。
こんな月があってもいいじゃない!(自己弁護)
さてー、チマチマと前回の続きをば。
チルト液晶の可動範囲が広がった
私がコンデジにこそ必須と思っているのが、チルト液晶の存在です。
まったく使わない人も多いでしょうが、ローアングルでも『膝を汚さずに撮影できる』。
これ、重要なんですよね。
RX100M3では上方向への液晶の可動範囲が180度になったため、自分撮りも出来るようになりました。
しかしこれは、ローアングルを超える、超ローアングル撮影が出来る事も意味しています。
液晶画面は一定の角度を超えると、自分撮り用に映像が上下逆になってしまいます。
そのためローアングルで撮影できる範囲には限りがあるのですが、測ってみた所、130度までは画面が切り替わらずに撮影出来る事が分かりました。
何と言う大砲角度。
バリアグル液晶に比べると可動範囲は狭いですが、上向きに角度が広がった分、色々と撮影出来る物が広がりそうです。
まー、やる事って言ったらひとつしかありませんよねー(おぃ)。
ボディの大きさ、ホールド感について
端的に書いてしまえば、初代から殆ど変わっていません(笑)。
SONYはカメラとは関係ない部門でもそうですが、デザインが最優先で使い勝手を平気で犠牲にする傾向があります。
最近……と言う訳でもないですが、携帯ゲーム機のPS Vita何かが良い例ですね。
ボタンがやけに小さくて押し辛かったり、スピーカーがあり得ない位置にあったり等。
それがこのカメラにも表れているようです。
さて。
厚みが増したとは言え、本体自体は小さいので、ホールド感はそれ程良くありません。
ただ、小型化とホールド感はトレードオフの関係にあるので、この辺りは仕方がありません。
『ポケットに入る』と言う大きさが、このカメラの重要な要素になりますからね。
ただ小さくて持ち辛いのに、カメラの表面がツルツルで滑りやすいのはどうなのか。
指が引っ掛からないですからね、本当に。
正直、素のままで使うのは常に落下の危険性を伴います。
そんな訳で、このカメラを購入するなら以下の対処が必要になりますね。
- アタッチメントグリップ AG-R2を貼り付ける
- グリップ力を増すボディケースを購入する
- 落下防止用にストラップを取り付ける
この中で確実なのは、ストラップを取り付ける事です。
手首に引っ掛けるのでも、ハンドグリップでも、ネックストラップでも構いませんが、とにかく手から滑り落ちなければいいわけで。
安上がりだし、一番良いと思われます。
ちなみに私の場合は……。
アタッチメントグリップ AG-R2を取り付けてみた
前回、散々見せびらかしておいて何ですが、こうなりました(笑)。
アタッチメントグリップは1600円前後。
AG-R2と、前身のAG-R1の2種類があるので注意しましょう。
何故初めからこう言う仕様にしないのか、と言うぐらいグリップ力とホールド感が増します。
素の状態と比べ物にならないぐらい安定感が増します。
RX100M3用に設計されているからか、隙間も出来ないので、一体感は素晴らしい。
しかし、オシャレなデザインから急におっさん臭くなるのが最大の欠点です(笑)。
ちなみにこの意見に関しては、私がこのカメラをポケットサイズのカメラとして認識しているからで、バッグに入れたり首から下げて持ち歩く人にとっては、この限りではありません。
各ボタンへの機能振り分けについて
カメラ右下のガイドボタンがCボタンになり、機能の振り分けに使えるようになりました。
これでコントロールホイールの左右、中央ボタンの3箇所に加え、Cボタンが追加されたことにより、4種類の任意の機能を瞬時に呼び出す事が出来ます。
これらに振り分けられる機能は次の通り(長くなります)。
- ドライブモード
- フラッシュモード
- 調光補正
- フォーカスモード
- フォーカスエリア
- 露出補正
- ISO感度
- NDフィルター
- 測光モード
- ホワイトバランス
- DRO/オートHDR
- クリエイティブスタイル
- ピクチャーエフェクト
- 顔検出/スマイルシャッター
- 美肌効果
- オートフレーミング
- 手ブレ補正(静止画)
- 手ブレ補正(動画)
- 画像サイズ
- 横縦比
- 画質
- カメラ内ガイド
- 登録
- 押す間AEL
- 再押しAEL
- 押す間スポットAEL
- 再押しスポットAEL
- 押す間AF/MFコントロール
- 再押しAF/MFコントロール
- 中央ボタン押しロックオンAF
- 瞳AF
- ピント拡大
- モニターミュート
- ゼブラ
- グリットライン
- ピーキングレベル
- ピーキング色
- スマートフォン転送
- ダウンロードアプリ
- 登録アプリ一覧
- モニター明るさ
- 未設定
多いよ!
これでもか!
と言うぐらい設定できますね。
4つまでしか設定できないので、頻繁に使う機能を割り当てておくのが良いでしょうね。
ちなみに私の場合は写真を見て貰えば分かる通り、
Cボタン=再押しAF/MFコントロール
中央ボタン=フォーカスエリア
左ボタン=ホワイトバランス
右ボタン=ISO感度
と言う具合に設定してあります。
中央ボタンにフォーカスエリアを振り分けてあるのは、フレキスブルスポットを選択している場合に、ボタンを2回押すだけでフレームの移動が出来るようになるからです。
尚、コントロールリングにも機能の振り分けが出来ます。
- スタンダード
- 露出補正
- ISO感度
- ホワイトバランス
- クリエイティブスタイル
- ピクチャーエフェクト
- ズーム
- シャッタースピード
- 絞り
- 未設定
私は普通にズーム機能を割り当てていますね。
更にステップズームに設定して、焦点距離でズームを選択できるようにしています。
デジイチ使いには、やはりこれが便利。
ファンクションメニューが12種類まで登録できるように
Fnボタンを押す事によって呼び出せる機能です。
RX100M2までは7種類まででしたが、M3では12種類まで登録できるようになりました。
登録出来る機能は以下の通り。
- ドライブモード
- フラッシュモード
- 調光補正
- フォーカスモード
- フォーカスエリア
- 露出補正
- ISO感度
- NDフィルター
- 測光モード
- ホワイトバランス
- DRO/オートHDR
- クリエイティブスタイル
- 撮影モード
- ピクチャーエフェクト
- 中央ボタン押しロックオンAF
- 顔検出/スマイルシャッター
- 美肌効果
- オートフレーミング
- 画像サイズ
- 横縦比
- 画質
- 手ブレ補正(静止画)
- 手ブレ補正(動画)
- ゼブラ
- グリッドライン
- ピーキングレベル
- ピーキング色
- 未設定
カスタムキー設定と微妙に内容が違うのが、何とも微妙な所です(笑)。
初代と違うのは、一覧と機能が同時に表示されなくなった事。
M3では必要な機能を選択し、そこから一つしたの階層に移動して、更に目的の機能に辿り着く……と言う仕組みになっています。
これが初代だと、ページを切り替えなくても、そのままコントロールホイールで機能選択が出来ました。
見ての通り初代だと1画面で全ての情報を得られるので、ショートカットと言う意味では劣化していますね。
ただどちらが使いやすいか……と言われると、初代はまともに使った事が無い(父親へのプレゼント)ので、何とも言えません(笑)。
またFnキー、またはレリーズボタンを半押しする事で、ファンクションメニューを抜けられるようになっています。
これが出来なかった初代がおかしいような気もしますけどね……(笑)。
バッテリーや充電について
こちらもチラッと最初の記事に書きましたが、細くも含めて
初代の330枚に対し、M3の撮影枚数は約320枚。
僅かに少なくなっています。
大した差ではありませんが、M2で約350枚撮影できた事を考えると、1割近く減った事になりますね。
実際、電池のメーターの減り方は、ミラーレス機に比べても随分早いように感じています。
ちょっと出程度なら良いでしょうが、遠征する場合は替えのバッテリーは必須だとは思います。
話は変わりますが、RX100シリーズはUSBから電源供給を受けます。
これは初代から一貫していて、スマートフォン等モバイルと同じ方式です。
このままでも問題ない、と言う人もおられるでしょうが、予備のバッテリーを用意する場合は本体でしか充電できないのが仇となります。
基本的には充電器は別途購入しておいた方が無難だと思います。
しかしUSBで充電できると言う事は、モバイルバッテリーでも充電できると言う事です。
専用バッテリーのNP-BX1の容量は1950mAh。
最近のモバイルバッテリーであれば、2~4回程度は満充電が可能ですね。
出先で充電できるなら、いざと言う時は役立ってくれそう。
AFの範囲について
検索してきた人がいたので、ちょいと調べてみました。
公式によるとAFポイントは25点。
25点もあれば、画面全体をサポートしてくれるだけの性能です。
しかしフォーカスエリア『ワイド』を選択してみると、AFが働いてくれたのは中央9点のみ。
角度を変えたり、距離を変えたりしてみましたが、赤色で反転してある範囲外ではAFが機能しませんでした。
他に機能を選択する場所があるのか、それもとも決まったモードでないと使えないのか……。
NEX-C3だと基本は9点AFで、たまに画面全体をAFフレームが覆う事がありますが、それと同じ仕様かも知れません。
今の所、良く分からん(笑)。
逆に自分でAFポイントの位置を決めるフレキシブルスポットだと、AF可能範囲はこれだけ広がりました。
うん、まー、AFは普段でこれだけの範囲を期待しちゃいますよね。
取り敢えず画面の端までサポートしてくれる訳では無いようなので、過剰な期待はしてはいけません、はい。
大した事書いてないような気がしますが、今回はここまで。
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