【ドールの豆知識】DDやMDDのハンドパーツを楽に交換する方法を紹介してみる

2020年5月21日

 

ドールイベントなどに行っていると、その場でハンドパーツを交換している人がチラホラ見受けられますが、皆さん、交換には大変苦労されているようです。

 

DDやMDDのハンドパーツは、形状ごとに差し込み穴の大きさが違い、ぶかぶかだったり明らかに手首フレームよりも穴が小さかったりと個体差もある上に千差万別。
特にMDDの手首フレームは華奢ですから、無理やり引き抜こうとしたらポッキリと折れかねません。
ドライヤーなどで温めれば問題は解決しますが、交換の度にドライヤーを使用するのも面倒ですし、イベント会場ではドライヤーは使用できませんね。

 

こちらも以前の記事同様に、人の成果のため記載するのはどうかと思ったのですが、知らない方もまだ多いようなので、書き残してみる事にしました。
悩んでる方は参考までにどうぞ。

 

 

用意するのは新型……と言っても、今現在販売しているf3素体に付属しているのは新型ですが、手首フレーム。
MDD用は入手困難なのが難点。
そしてこれが重要、耐油チューブ!
DD用に必要なのは6×10、または7×11。
ホームセンターなどで切り売りしていますので、必要な分をゲットしてきましょう。
ちなみにMDD用は5×8が良いっぽいです。

さて。
上記の物を用意したら後は特に難しい作業は行いません。

 

 

まずは、手首フレームを取り出します。

 

 

そして、ハンドパーツ内に挿し込む部品を取り外します。
これは、簡単に外れますね。

 

 

次に、耐油チューブを適当な長さにカットします。


 

そして、カットしたチューブをハンドパーツ内に押し込みます。
ハンドパーツによって長さはマチマチですが、ハンドパーツ内に押し込んで、ギリギリピンク色が見えないぐらいが良いかと思います。
チューブは長めに切って、微調整する方が良いでしょう。


 

先端のパーツを取り外した手首フレームを、ハンドパーツ内のチューブへと差し込みます。

 

 

完成!
非常に簡単でしたね。



握りグーなど、ハンドパーツの穴に対してチューブがスカスカな場合は、100円ショップなどで販売しているおゆまるなどで補強してやれば良い……かも知れません(試してない)。
ともかく、手持ちのハンドパーツに全てに耐油チューブを差し込んでやれば、驚くほどハンドパーツの交換が楽になります。
是非、お試しあれ。

 

ただし、もちろん欠点もあります。

仕様として、ハンドパーツに挿し込んだチューブに手首フレームの先端が刺さっているだけなので、保持力は強くはありません。
レジン製やABS製の軽い小物であればそれほど問題にはならないでしょうが、金属製や陶器製など、リアルタイプな小物は支えきれない可能性がある事は念頭に入れておいてください。

 

以上です。
この作業をやっておけば、今までとは比べ物にならない程撮影が捗りますね。
問題は……MDD用の純正手首フレームが入手困難な事でしょうか……。
売ってなさすぎだゼ(私も記事を書いている段階で、1組しか所持していません)。