Kirk L-ブラケット BL-60D

2013年6月23日

senrihin464.jpg

本日の補給物資。
KIRK製L字型ブラケットを購入しました。
KIRK Enterprisesは、アメリカに本拠地を置くカメラアクセサリーメーカーですね。

L字型ブラケットと言えば、RRSかKIRKが鉄板のようですが、RRS社の入手方法は個人輸入のみ。
購入方法自体は割と簡単みたいですが、トラブルがあった時に英語のやり取りになるので、日本に正規代理店のあるKIRK製を選択しました。
その分高いけどな!
円高の恩恵は受けられるのいいんですけどねえ。
英語は苦手なので、やっぱり日本語で対応してくれる方が良いです。

さて。 フィギュア撮影を本格的に始めて、気になり出した事がありました。
それはカメラを横位置・縦位置へ変更する際に起こる、アングルと光軸の変化。
当たり前ですが、自由雲台だろうとジュニアギアヘッドだろうと、横から縦位置に変更する場合は、カメラを左側に傾けます。
そうすると、重心が左に寄ってしまう上に、アングルその物も変化してしまいます。
それを調整するために三脚の位置を変えたり、脚を伸ばしてみたり、センターポールで調節してみたりと、結構無駄な作業を強いられる事になるわけです。
それを解決できるのがL字型のブラケット。
専用のクイックリリースとセットで使う事によって、アングルや光軸を殆ど変化させずに、縦位置と横位置を切り替えられるアクセサリーです。
ですが値段が値段なので、存在は知っていても中々手に入れる機会がありませんでした。
しかしカメラを新調したので、思い切って購入してみる事にしたわけです。
RRSやKIRK以外にも複数のメーカーから発売されていますが、カメラ本体に寸法が合ってない、隙間がある、グラグラで安定感がないなど、安かろう悪かろうの状態のようです。
その点、RRSやKIRKはカメラの機種ごとに専用の設計で作られているので、取り付けるとビクともしません。
値段が高いだけはありますね。

032.jpg

こちらが、60D用L-ブラケット。
当たり前ですが、60D以外には合いません。
こんなのだけど、15000円もするんだぜ、これ……。

033.jpg 034.jpg
035.jpg 036.jpg

素材はアルミ。
カメラの三脚穴で固定するように出来ています。
ブラケット本体にも三脚穴が開いているので、以降、こちらを取り外す必要はありません。
やったらめったら頑丈に出来ていて、力を入れてみてもビクともしない頼もしさ。
いいね、やっぱりこうでないと。

038.jpg

こちらが、60Dに実際に取り付けてみた図。
金具の関係で若干持ち辛くはなりますが……慣れれば気にならない程度ですかねえ。
さすがに専用だけあって、完全にぴったりサイズ。
一度取り付けると、まったく動きません。

039.jpg

端子カバー付近は掛からないように設計されているので、縦位置で使用していてもケーブルレリーズ等を使う事ができます。
USBケーブルはさすがにどうかな……?

040.jpg

液晶もしっかり稼動できます。
ただし金具の接触の関係で、完全に開いた状態だと液晶の回転に制限が出ます。
気をつけて使えば、問題が無い程度ですね。

041.jpg

もちろん電池カバーにも干渉はしません。

042.jpg 043.jpg

そしてこちらが、L-ブラケット専用のクイックリリースクランプです。
バッテリーグリップは使わないので、QRC-2を購入してみました。
ノブを回転させると、パーツが開いていく方式ですね。
レバー式のようにワンタッチの着脱こそできませんが、その分ガッチリと固定してくれるようです。

044.jpg

ジュニアギアヘッドの410PLにそのまま取り付け。
やっべ、正直かっこ悪い!
予想はしていましたが、クイックプレートの上に直接付ける物ではないな……(笑)。
#410に直接取り付けられるSQRC-3271の方が良かったか……と一瞬頭を過ぎりましたが、さすがにL-ブラケットだけでも良い値段がするので、同じだけは出せません(笑)。
妥協ですね、完全に。

045.jpg 046.jpg

実際にカメラを装着してみました。
縦位置、横位置共に、実に簡単に切り替えられます。
ノブを回転させていくと、しっかり締まります。
最後まで回転させると、ちょっとやそっとでは動かなくなります。
逆に約一回転で、上方にカメラを取り外す事ができます。
ただ取り付けるときと違い、何時外れるかが分かり辛いので、カメラを落としそうになる事も。
1/4程度回転させると、スライドして取り外す事ができるので、そちらの方が安全かも知れません。
そう言う意味では外れるタイミングが分かるレバー式の方がいいんでしょうね。

047.jpg

ブラケット、クランプ双方に位置合わせ用の目印が付いています。
暗い場所でも使えるように、蓄光塗料等で加工しておくのも悪くないと思います。

以上、簡単でしたが、L-ブラケットとクリックリリースクランプの紹介でした。
問題があるとすれば、カメラ本体を買い換える度に、追加でこちらも購入しなければならない点(笑)。
汎用性が無い変わりに、一番重要なブレを防いでくれるわけですから、仕方が無いですけどね。