【アゾン】ヘッドの外し方
ドールを手に入れて衣装の着せ替えをして楽しんだ後……その後に楽しむ事と言えば、それはボディの交換です。
通常のドールであれば、まずはウィッグの交換をするだけで印象が変わります。
そしてヘッドの蓋を外して、ドールアイを交換する事でも変化を楽しむことができますね。
しかしアゾンのオリジナルドールは植毛なので、ヘッドの蓋を外すと言う行為その物が出来ません。
そうなると楽しみはボディの換装になりますが、上に書いてある通り、アゾンの植毛ドールはヘッドの蓋その物が存在しません。
基本的にヘッドとボディは首パーツとネジによって固定されているわけですが、ヘッドに蓋が無いなら、ネジを外した後のパーツの回収方法がないわけで(厳密には、無いわけではありませんが……)。
ではどうするかと言うと、強硬手段。
強引に引き抜く事になります。
一応、ドールには取扱い説明書が付属していて、ヘッドの外し方(正確には取り付け方)が掲載されています。
しかし初めて触る分には、何をするにしてもおっかなびっくりです。
私もそうでして、ネット上で色々調べてみたのですが、詳しく解説したサイトは見つかりませんでした。
残念。
ならば、無いなら書けばいいじゃない!
需要があるかは分かりませんが、ヘッドを外す工程を書き記していきたいと思います。
そんなわけで、リリアさんに一肌脱いで貰いましょう。
素っ裸!
……ですが、このマグロの態勢ではまったく興奮しませんね。
それにしても、首長ぇ……。
まずはヘッドをタオル等厚めの布でぐるぐる覆いつくします。
アゾンドールの植毛は熱に弱く、ドライヤーの熱風を当てると凝固しまうので必要な作業です。
頭全体を覆い、植毛に高熱が伝わらないようにします。
後は、ヘッドと首の境目にドライヤーで熱風を当てて温めます。
ソフビの特徴として熱すれば柔らかくなるので、様子を見つつ慎重に熱していきましょう。
後は、気合い入れて! 引き抜く!
この際、熱いので薄手の手袋を使いましょうね。
ヘッドやボディも、手の汚れから守れますし。
パーツを破損しないように、慎重に作業を続けます。
真っ直ぐ引き抜くよりは、首を傾けつつ少しずつ露出させていった方が、作業がしやすいような気がします。
部品が折れそうで怖いですが。
スッポリと抜けましたぁ……。
ようするにヘッドの取り付け穴は首のパーツよりも小さいので、引き抜くためにはヘッドを温める必要があるわけですね。
ウィッグ仕様でヘッドの蓋が開けられれば、ドライバー1本あれば良い作業なのですが……。
こういう作業をやっていると、入れ目ちゃんが欲しくなりますね。
気に入ったヘッドが見つかるか、または自作出来たら、DDも考えてみましょうか。
ミクは予約しましたが、ええ。
元に戻す時は、やはり頭の穴周辺を柔らかくした後、首パーツを挿し込んでいきます。
さて、ついでですので、ヘッドに首パーツがめり込む……と言う話もしていきましょうか。
上の写真をご覧下さい。
首パーツ部を青と緑に色分けしてみましたが、青色がヘッド内に入る部分、緑色がヘッドの外側となります。
文章で書くと分かり辛いですが、青色のパーツと緑色のパーツでヘッドの外皮を挟み込む形で取り付けるわけです。
しかし首パーツをヘッドに戻す際に、勢い余って緑色の部分まで通り過ぎてしまう事があります。
これが『首パーツがめり込む』と言う現象です。
一応境目には突起があり、簡単に入り込まないようにはなっていますが、ヘッドが熱せられて柔らかくなっている場合には、無いよりはマシ……と言う程度の効果しかありません。
最悪なのは、その首パーツが首の中に『落ちる』事があると言う事。
これが首パーツの全体写真ですね。
このパーツがそのまま首の穴を素通りして、ヘッドの中に落ちてしまう事があるそうです。
そうなったら、パーツの回収は困難を極めます。
頑張ればペンチを使って回収できなくもないみたいですが……ヘッドを傷める可能性がありますし、出来れば、そんな状態にならないように扱いたいですね。
首パーツをヘッドに取り付ける時は、くれぐれも慎重に……。
(追記)
オビツのヘッドの外し方について検索してくる人がいるので、追記しておきます。
上の方法はアゾン推奨のヘッドの外し方ですが、実際は首パーツを引き抜く事なく、ヘッド側に付けたままで着脱出来ます。
ただ抜く時はいいのですが、逆にボディ側に戻す時に、上記に書いたようにヘッドに首パーツがめり込む可能性があります。
上から押し込まないと、上手くハマってくれませんからね。
またアゾン式で何度も抜き差ししたい場合、ヘッドに亀裂を作る原因にもなるので、余り試さない方がいいのでないか……とも感じています。
取り敢えず、ヘッドに首パーツが付いたままでも、ヘッドは抜き差しできます。
覚えておいてね!
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