SLIKの三脚、FX 640を買ってみた
唐突ですが、急ぎ三脚を確保する事になりました。
一眼レフ用の三脚は持っている訳ですが、普段使いの三脚としては重すぎるので、家の中では父親が持っていたVelbon Light 150-Dを使っていました。
普段使いとは、ミラーレスやコンデジ、フォトラなどを固定するためですね。
特に最近ではSMDVのディフューザーボックスを購入したため、ストロボの固定に大活躍でした。
しかしつい先日、
脚のボルトを固定している本体その物が破損して、三脚としての役割を果たせなくなりました。
グラグラな上に、脚の広がりを固定出来ませんからねー。
致し方ありません。
そこで急遽、買ってきたのがFX 640になります。
こちらはファミリー向けの三脚で、素材はアルミ。
ファミリー向けと言う事で、主にデジカメやビデオカメラの固定を想定されています。
本体価格は10,000万円程度ですが、市場価格は3,000円前後と実にリーズナブル。
昔、2,000円ぐらいで遥かにしょぼい三脚を購入したのが思い出されます。。。
しかし価格.comでチェックしてみたら、Amazonとビックカメラでしか取り扱いが無いのですが、どう言う事なの?
いや、確かに買ってきたのはビックカメラだけどさ……ネットショップでは軒並み売り切れなんですが。
それはそれとして、
中身を取り出してみました。
何気に、我が家にはVelbonはありますが、SLIKは初めてなんですよね。
付属品は、
- FX640本体
- 三脚ケース
- マニュアル
保証書はパッケージに直接付属しています。
三脚ケースに関しては、使ってみた所……『結構脆そう』と言うイメージ。
傷つけずに持ち歩くには有難いですが、若干使い辛い感じはしました。
まぁ外に持ち出したりした訳では無いので、あくまでも想像。
真に受けないで下さいネ。
さて、では本体の方を見ていきましょう。
家族で持ち歩く……と言う事を考えると、コンパクトに畳めるとは言え、やや大き目。
リュックの横に挿していくのは、適度なサイズだと思います。
本体重量は1.25kgと言う事で、遊び疲れた体には少々重い感じはします。
脚が大きく開いてローアングル撮影も可能!
……などと言うギミックはありませんが、脚を開いた際に、動かないように固定できるステーロック機能付き。
少し回すだけで、脚の開きが固定されます。
場所によって足の幅を微調整して、それを固定できると言うのは何気に便利な感じです。
雲台は3WAY。
しかしハンドルは1本しかないので、実質自由に動かせるのは前後のチルトと、左右の回転だけですね。
ハンドルはそれなりに回転させないと、しっかりと固定されません。
特に重いデジイチを乗せる場合は、カクンといかないように注意が必要です。
雲台はクイックシュー付き。
と言うか、クイックシュー専用。
こちらは別途販売されています。
蝶ネジ式なので、コインが無くてもしっかりと締め付ける事が出来ます。
流石はファミリー向け。
水準器付き。
静止画の場合は正直必要無いと思いますが、動画の場合はパノラマ的な撮影を行ったりするので、やっぱり必要なんでしょうね。
また静止画撮影の場合も、左右へのチルトが出来ない関係で(左側には出来ますが……)、やっぱり必要な機能のような気がします。
脚は4段のレバーロック式。
Velbonのロックナット式と比べてみましたが、脚の長さの微調整をする場合は、レバー式の方が使いやすかったです。
脚を一気に引き出すのであれば、ロックナット式の方が素早く引き出せます。
一長一短なので、好みの問題ですね。
レバーは本体と違ってプラスチックなので、開閉で破損する可能性はあり。
また、それなりに硬いので、力が要ります。
エレベーターも機能もあり、ギア式で力要らずでキコキコ上下できます。
しかしエレベーターはブレを考えると出来るだけ使わない方が無難です。
ただ撮影以外の用途であれば、この微調整は実に便利。
我が家ではストロボの固定用として使っているので、この機能は有難いですねー。
脚を最大まで伸ばすと、こんな感じになります。
成人男性でも、目線までカメラを持ってくる事は可能のようです。
しかし4段目まで引き出すと、かなりぐらぐらするようになるので、実際は3段目辺りまで抑えた方が良いかも知れません。
耐重量そのものは1.5kgですが、実用的な事を考えると、せいぜい1kgまでの物が限度かなーと言う感想。
デジイチで使うなら、エントリーモデル+キットレンズ程度が限度。
基本的にはミラーレス辺りで使う事を想定した方が良いかも知れません。
ファミリー用途なら十分すぎますけどネ。
3000円程度で買えるにしては、中々高性能な三脚だと思います。
すでに高い三脚を使っている人には剛性やスムーズさで不満が出ると思いますが、初めて買うには十分過ぎる性能です。
記事を書いている現在、何故か市場から姿を消していますが、安価な物を求めている場合は選択肢に入れてもいいのではないかなーと思います。
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