ドリーポッドを買ってみた

2013年6月27日

senrihin494.jpg

フィギュア撮影用として、Velbonのドリーポッドを試しに購入してみました。
や、試しに・・・で気軽に購入できる値段ではないので、失敗は覚悟の上・・・と言う意味です、はい(笑)。

ではドリーとはなんぞや? と言う話になりますが、動く被写体と一緒にカメラそのものが移動する撮影手法を『ドリー撮影』と呼び、ドリー撮影のためにカメラを載せる台車を『ドリー』(dolly)と呼ぶ・・・だそうです。
へー(知らなかったらしい)。
もちろん手持ちの三脚を移動可能状態にするドリーもあります。
しかし今回新規に機材を導入した理由としては、フィギュア撮影による三脚の高さの微調整が大変面倒だから・・・と言う酷い理由からでした(笑)。
そうなんですよねー。
机と高さを合わせるには、結局三本の脚全てで微調整が必要で、撮影する角度を変える度に同じ事を繰り返す必要があるのですよね。
特にブツ取りだと三脚を頻繁に前後させますし。
高さも頻繁に変えますし。
それが・・・正直面倒臭くなって、何か良い三脚は無いかと物色していた所、こちらのドリーポッドに辿り着きました。
台座のみのドリーを選択しなかった理由としては・・・もうお分かりでしょうが、高さの調整を簡略化したかった。
この一点です。
使い勝手は後に置いておいて、商品の紹介から参りましょう。

mono1061.jpg

今回購入したモデルは、シリーズで一番小さい『DP-83S』です。
物理的に重量がある方が安定感が出るのでしょうけど、今回は最低高で選びました。
だって、最低高が撮影台より高くなったら笑えない!
コレに関しては、大は小を全然兼ねません。
この辺りについては後述にて。

質量は3620gと必要十分。
設置さえしてしまえば三脚と違って持ち上げる事がないので、重さは問題ないですけどね。

mono1078.jpg
雲台は3Wayの『PH-G40V』。
最大積載は3kg。
肝心の雲台の情報が調べても見つかりませんが、調べてみる限り同じ雲台を積んだ三脚の最大積載が同じため、雲台の積載量は3kgと言う判断で良さそうです。

mono1079.jpg mono1080.jpg mono1081.jpg

2ハンドル方式と言うオーソドックスタイル。
カメラ接合部もコルクが貼ってあり、こちらもオーソドックス。
カメラネジは捻じ込んだ後、レバーで固定する形となっております。
雲台としては付属物ですから、可も無く不可も無く・・・と言う感じですかね。
雲台は詳しくないのでアレですけど。

mono1063.jpg

ポールの伸縮はロックナット式。
レバー式とはどちらが使いやすいのでしょうかね。
私自身は、ロックナット式の方が好みのようですが、好みが判断できるほど三脚を持っていないので何とも言えません(笑)。
段数は3段。
でもフィギュア撮影には、まず2段までしか使いません。

mono1062.jpg

折り畳んだ脚は、こちらの開脚ツマミをを引き上げる事によって広げる事が出来ます。
ただこいつが曲者で、慣れない内は何度、掌の肉を挟みこんだ事か(笑)。
それなりに反発力が強いので、ポールを片手でしっかり持って、接続部に触れないように慎重に引き出してやる必要があります。
慣れればなんて事はない作業ですが、慣れるまでは怪我をしないように慎重に!
ちなみに開脚したアームの直径は700mmになります。
やや邪魔に感じる大きさになりますが、脚は机の下や隙間にも潜り込めるため、見た目に反して移動範囲は広くなりそうです。

mono1064.jpg

脚の先端はデフォルトでは平ベースとなっています。
カーぺットの上であれば、このままでも滑ってくれるので、ブツ撮りに使うのであればこれでも十分ですかね。
フローリングの場合は傷つける可能性が高いので、素直にキャスターに付け替えるのが良さそうですが、表面に布を巻いたりスポンジを貼るなどして平ベースのまま使用する方が良いかもしれません。
理由は後述。

mono1065.jpg

付属のキャスターです。
平ベースは素手で、キャスターも同じように簡単に取り付けられます。
ただキャスターを完全に固定させるには付属のレンチを使って、根元の6角ナットを締め上げてやる必要があります。
こちらに付け替える事によって、素晴らしくスムーズにカメラが平行移動できるようになるわけです。
もちろんストッパーが付いていますから、撮影アングルが確定したらキャスターを固定してしまえば動かなくなります。
・・・ただし、こちらのキャスター、かなり大きいです。
換装する事によって、あっさりテーブルの高さを超えてくれます。

mono1071.jpg mono1072.jpg

比較してみました。
左が平ベース、右がキャスターに換装した場合です。
撮影距離を統一してないから比較になってないような気がしますが、大体の感じは掴めて貰えるかと。
テーブルの高さは約70cm。
一般的なダイニングテーブルと同じ高さですね。
私の場合は雲台を410に入れ替えるため、更に最低高が高くなります。
キャスターを付けたままフィギュア撮影を行おうと思うと、テーブル側に一工夫必要になりそうです。
幸い私の部屋はカーペットが敷いてあるので、平ベースのままでも支障ありません。
そのまま使う事にしました。

mono1069.jpg mono1070.jpg

話が逸れましたが、キャスターに換装した状態です。
実にスムーズに動いてくれるので、この状態で使ってみたいのですけどねー。
また折り畳んでも凄い状態になります。
折り畳んでも場所を取るって、どう言う事なの・・・?
付属の3Way雲台は取り外しが可能なので、手持ちの410と入れ替えました。
ドリーポッドのネジは1/4の細ネジのため410とは合いませんが、付属の雲台に3/8の太ネジへの変換アダプターが取り付けてあるので、そちらを外してそのまま使えばOKです。
ネジの写真も撮ろうと思ったのですが・・・。 410に捻じ込んだ後、アダプタが外れなくなった件について(笑)。
試行錯誤したのですが、どうしても外れず、アダプターの表面もボロボロになってしまいました。
再起不能にするつもりで無いと外せそうにもないので、どうしたものかと思案中。

mono1073.jpg

410と入れ替えた平ベースの最低高はこんな感じ。
標準アングル以上であれば、問題なく撮影が出来そうですね。

mono1082.jpg

ちなみに照明ランプ用のシューが付属しているので、そちらに付け替える事も出来ます。
広い場所であれば、自由に移動可能な照明用として使うのも悪くないですね。

mono1074.jpg

ポールを一段伸ばすと、このぐらいまで伸びます。
フィギュア撮影の用途であれば、1段延ばせれば十分な感じがしますね。
ちなみに当たり前ですが、ポールを伸ばせば伸ばすほど先端の揺れが大きくなります。

mono1075.jpg

最大まで伸ばすとこんな感・・・ぅおおぉぉお、レンズに収まりきらねえええええ!
流石に室内の50mm付近は無理があるか・・・(笑)。
実際は身長180cmぐらいの人がアイレベルで撮影できるぐらいまで伸びます・・・程度ですけどね。
フィギュア撮影には明らかにオーバースペックな気はしますが、ドールなら真上から撮るのに使えそうな感じ?
実際に撮影も行ってみる事にしました。
最低高アングルと、1段伸ばしたハイアングルのサンプル写真をアップしておきます。

mono1076.jpg mono1077.jpg

ん~・・・やはり、そのままローアングル撮影に用いるのは難しそうですね。
下からの透過光も試してみたい所ですし、撮影用テーブルの底上げを本気で検討してみたいと思います。
studiorzhobbyさん辺りが参考になりそう
安定感ですが、三脚に比べると流石に弱いです。
ピントを合わせた後、揺れが収まるまで数呼吸おく必要があります。
ただポートレートと違ってパシャパシャ撮影していくようなものでもないので、問題はないかなーとは思います。

以上、ドリーポッドのレポートでした。
購入前から心配だった最低高の問題でやっぱり引っ掛かりましたが、上下の高さを変更する場合は1動作だけで済みますし、本体自体の移動も押したり引いたりするだけ・・・と実に手軽です。
用途が限られるので万人にオススメできるものではありませんが、フィギュア撮影には向いているんじゃないかな? かな?
更に本格的なスタジオ用であればローアングルも余裕なのでしょうけど、でかい高いで、一般家庭にはそぐわないです。
こちらは折り畳みができますし、値段もそこそこなので使い方次第では化ける・・・かも知れません(笑)。
オススメはしませんが、フィギュア撮影用の三脚で悩んでる場合は、一考してみるのも良いのではないでしょうか。