【VRC】画面上にアバターを表示できるツール『SelfViewMonitor』を使ってみた
VRChatをプレイしていると、自分が今どんな表情、ポーズをしているか分からなかったりしませんか。
私はどのハンドジェスチャーがどの表情に当てはまっているか……などと、とてもではないですけど覚えられないので、どうにかならないか？
また、フルトラでいつのまにか手足のトラッキングが飛んでいたり、スカートが捲り上がったままだったり、そう言った視界外のアクシデントは、ミラーの前でないと中々気付けませんよね。
何か良いツールはないかなあ……と調べてみた結果、行きついたのが今回紹介するツールです。
『SelfViewMonitor』はアバターに仕込んで使用するツールです。
当然ながらUnityを用いるので、ユーザーランクが『New User』以上の方でないと利用できません。
導入前の話ですが、注意しておきましょう。
さて、どういったツールかと言うと……。
使用中の画像をそのまま見てもらった方が早いですね。
同じポーズのキャラが２人います！
これはもちろん他に誰かがいる訳ではなく、左側が自分のアバターで、右側の半透明のアバターが『SelfViewMonitor』によって投影されたものですね。
VRのみならず、Desktopでも使用できるのが特徴。
さて、上の写真はミラーの前でSteamVRの『ディスプレイミラー』の機能を使って、スクリーンショットとして記録した画像です。
ですので投影されたアバターが写り込んでいますが、基本的には他人からは見えませんし、カメラにも写りません。
設定によっては写り込むっぽいですけれど(後述)。通常のワールドであれば、一人称視点で右側の半透明のアバターだけが常時視界内に表示されている状態になる訳です。
View Positionを起点としているのでアバターの頭の動きに追随し、上を向けば俯瞰視点、下を向けばあおり視点で表示されます。
パンツ除き放題だね！
と、このように、実際のVRC内でのアバターの表情やポーズをミラーなしで確認できるツールな訳です。
とても便利！
お試しができるWorldがある
『SelfViewMonitor』がテスト体験できるワールドも用意されており、導入前に使い心地を確かめる事ができます。
本ツールは少しですが導入が難しいので、まずは体験して欲しい機能があるのか試してみるのが大事。
ワールドに設置されているコントローラーで、投影されたアバターの位置、大きさ、不透明度を自由に調整する事ができるので、好みの大きさや位置に調整が可能です。
設定した数値は実際にUnity上で入力する事によって、調節後の状態でアバターを投影する事ができます。
VRC内でも位置調節可能
実は同じパラメーターを『EX Menu』からも弄れますので、VR上で位置を調整するのが面倒でなければデフォルト状態で導入しても問題はありません。
それぞれの機能のON/OFFも可能なので、邪魔な時は表示をOFFにもできます。
ただ、アバターのリセットを実行すると元の数値に戻ってしまうので、Unityで位置調整してからアップロードするのが無難だと思います。
いちいち再調整は、結構面倒くさいからね！
ちなみに同類のツールに『KawaiiCameraV2』がありますが、『SelfViewMonitor』との大きな違いは他人が映り込むかどうか……のようです。
『SelfViewMonitor』は自分しか映らない、間に何かが挟まる事によって遮られる事がない……と言うのが強みのようですね。
導入の際に気を付ける事
注意する事は、Layerを作成する前に『SelfViewMonitor』をインポートしてはいけない事。
アバターも予めインポートしておく事も必要のようです。
最初にアバターがインポートされていない状態で試してみた所、まったく表示されませんでした。
正確には表示されなかったわけではなく、システムメニューを開いた時のみ胸から上の部分だけ表示されるようになっていました。
こちらについては、一旦『SelfViewMonitor』をフォルダごと削除し、再度インポートして最初から設定しなおしたら問題なく表示されるようになりました。
しかし設定完了後に素体付きの衣装を別途インポートした所、また同じような状態に戻ったので、結構難儀な子かも知れません。
ちなみに『SelfViewMonitor』が設定済みのアバターをctrl+Dで複製してから衣装を入れ込む分には問題ないようです。
舞夜について
これは舞夜ちゃんで撮影してみた図ですが。
パンツ見えてるけど気にしない。
それよりも、投影されたアバターが写ってしまっていますね。
舞夜に関しての『SelfViewMonitor』の写り込みの原因は、『Write Defaults』です。
舞夜はデフォルトで『FXレイヤー』の『Write Defaults』が全てオンの状態になっています。
AFKモーションで箒に乗って浮遊するアニメーションは、アバターの『FXレイヤー』の『Write Defaults』が全てオンになっていないと機能してくれないと言う問題があるようです。
なので説明書通りに『SelfViewMonitor』を導入した後にAFKモーションを実行すると、箒に跨がってくれなくなります。
大変に遺憾。
別にAFKモーションなんてどうでもいいやー、的な人はこの先は読まなくて良いですけど！
基本的にVRChatでは『Write Defaults』はオフが推奨されています。
その関係で販売しているアバターやツールは、『Write Defaults』がオフの状態が基本として提供されています。
当然、『SelfViewMonitor』もそれに倣っている訳で、オンにしてしまうと不具合が生じてしまう訳ですね。
知識が全くないから、最初は途方に暮れたよ！
で、色々といじってみた結果、『FXレイヤー』内の『Write Defaults』は全てオンにする。
これで、AFKモーションの方は正常に作動するようになりました。
問題は、今度は『SelfViewMonitor』が正常に作動しなくなってしまう事です。
点滅したり、カメラに写り込むようになる。
知り合いが殆どいないので試していませんが、他人からも見えている可能性があります。
これはいけません。
で、こちらの方も色々といじってみた結果、解決と言う訳ではないですが少なくとも自分の環境では、
左目の投影機能をオフにする事で、撮影時に写り込むことはなくなりました。
同様に、新たなツールをアバターに搭載する場合も、『Write Defaults』をオンにしないとAFKモーションが崩れます。
正直、面倒くせえ！
本当にこの設定でいいかは分かりませんが、ひとまずはしばらく過ごしてみたいと思います、はい。
ちなみにどうでもいいですけれど、ミラーにEXメニューとかが写り込んでいるのはカメラのUIが新しくなった仕様の問題らしいですヨ。
Worldの方でミラーの設定を変更されてないとダメなようデス。