【DD】MDD用 あさちゃんち手軸(セミホワイト)を買ってみた

 

公式であるVOLKSから、ついにMDD対応の新手軸が発売されました。
なので、購入したはいいけど今後需要はなくなるかも……?
と言う理由で紹介は止めていたのですが、例によってやっぱり現物は品薄です。
DDギャザリング当日も、入店開始後一瞬で完売しまして、受注生産も受け付けていましたがそれも思ったように普及してない様子。
なので、結局まだまだ需要がありそうな事から、こちら……あさちゃんち様で販売されている、MDD用の手軸を紹介したいと思います。

 

 

 

VOLKSのDDを触った事ある人なら分かると思いますが、手首を自然な感じで曲げようとすると、曲がりません。
と言うのも、純正の手首フレームが2軸……つまり、おいでおいでの前後と、手軸そのものをぐるりと360度回す横回転しかないからですね。
左右に動かせないので、微妙な動きができないのです。
人間と言うのは手の様子で微妙な感情を表現できますから、撮影にこだわるタイプには辛い所があるのですよね。
私もそのタイプですね(笑)。

DDについてはかなり前に新手軸に変更され、現在では前後、左右、回転の3軸対応品が標準装備となっています。
しかしMDDに関しては、2018年10月にようやく3軸対応の手首フレームが発売されましたが、ずっと品薄状態が続いています。
そのMDD用の3軸手首フレームの需要を、ずっと担ってきたのが、このあさちゃんちの手軸……と言うことです。

 

 

こちらが件の手軸になります。
素材はレジン+ABSで、シリコンチューブが付属しています。

 

 

ホームセンターなどで販売している耐油チューブです。
内径と外径さえ把握していれば、同じものを買えますね。

 

 

球体部分はレジンなので、丁寧に扱いましょう。
曲げる時は、球体を指で挟んで曲げるのですよ?

これ単体だと純正フレームと同じ動きしかしないのでイマイチ分かり辛いですね……(笑)。

 

 

チューブは特に接着してある訳ではないので、簡単に抜けます。
とは言え、装着中にポロっと抜け落ちるような事もないのでご安心を。

 

 

純正の旧フレームとの比較。
MDDのフレームは、正直折れそうで怖くなった覚えがありますね……。
ちなみにきつかったら軸をヤスリで削り、緩かったら接着剤で太らせるのが基本です。
覚えておきましょう。

 

 

では、ハンドパーツの取り付け方ですが、そのままサクッと挿し込むだけです。

 

 

ね?
簡単でしょう?

このハンドパーツの利点は、ハンドパーツの交換に苦労する事がなくなる事。
非常に素早く交換可能です。
純正のハンドパーツをそのまま使っていると、まずハンドパーツを手軸から引き抜くのに苦労しますからね。
簡単に交換できるのは非常に重要だと思います。

逆にデメリットは、簡単に抜き差しできるために保持力がかなり落ちる所……ですかね。
それなりの保持力はあるのですが、例えば金属部品を使った小物を手に持たせると、重さに耐えきれずに抜けてしまったりする事があります。
純正の新型手軸は保持力に関しては若干マシなようですけど、ね。

 

 

硬化としてはユーザー以外には分かり辛い所はありますが、こういう微妙な手の角度が簡単にできます。
今後の販売は不明ですが、再生産も検討しているようなので、購入できる場合は大いに利用しましょう。

 

以上、あさちゃんち様のMDD用手首フレームでした。
純正フレームが常時購入できるようになればその役目を終えるかも知れませんが、しばらくはその需要も続きそうです……。