【デバイス】AnkerのBluetoothレシーバー『Soundsync A3341』を買ってみた
無線接続できるスピーカーが欲しい。
今までSoundmatters『foxL v2 Platinum』、Bose『SoundLink Air digital music system』と買ってきましたが、OS等のバージョンアップに対応できなかったか、それともただの故障か、双方ともかなり前に無線接続ができなくなりました。
foxL v2 PlatinumはAmazon Echoと有線接続されて良質スピーカーとしての余生を送っておりますが、SoundLinkに至っては音すら怪しいレベルになったので処分を致しました。
その関係で、ここ数年はまともにスピーカーで音楽を聴いてなかった訳ですが……やはり夏場はヘッドホンでは暑いし、スピーカーがいいよね!
との結論により、色々と検討した訳ですが……中々踏み切れず。
そこでふと思ったのですが、我が家にはそれなりに構築されたオーディオシステムがあります。
実はNASが古いのか、周囲のバージョンが上がってついていけなくなったのか、読み込みに非常に時間が掛かるようになってしまいました。
曲ひとつ再生するのに数十秒~数分かかっていては、興味が離れてしまうのも仕方がないと思います。
とは言え、 Logitech Media ServerをインストールできるNASって今やほとんどない……ハズなんですよね。
となると、 Logitech Media Serverを切り捨てるしかないのかな……?
専用再生アプリであるiPengが、見た目も使いやすさも好みなので、できれば使い続けたかったのですが……買い替えも検討しないといけませんね。
話が逸れましたが、我が家にはオーディオシステムがある訳なのですから、それを使わない手はない。
と言う事で、オーディオに接続できるBluetoothレシーバーを購入してみた訳なのです。
これを既存のコンポやアクティブスピーカー等に接続してあげれば、再生端末からワイヤレスで音を出すことができるようになります。
と言う事で、目を付けたのが光デジタル接続も可能なAnkerのBluetoothレシーバー『Soundsync A3341』だったわけです。
いつも通りの開封の儀
Ankerらしく、実にシンプルなパッケージです。
パッケージは邪魔になるので極力処分するようにしてますが、捨てやすいのも良いですよね。
パカッと開けると、まずはマニュアル類とご対面。
それを退かしてやると、簡易包装された本体とご対面。
包装ごと取り出しました。
付属品は、下部にまとめて入っているようですよ?
それではパッケージ内容になります。
内容物は、
- Soundsync本体
- 光デジタルケーブル(角)
- Micro USBケーブル
- AUXケーブル
- RCAケーブル
- マニュアル等
以上になります。
対応端子が多いのが嬉しい所ですね。
使わないケーブルがどんどん増えていくのが玉に瑕ですけれど……(苦笑)。
本体をチェック
と言う事で、こちらがBluetoothレシーバー本体となります。
Bluetoothレシーバーとしては恐らく大きめサイズ。
シンプルながらも、スタイリッシュなデザインは中々好感が持てます。
バッテリー駆動式で、待機時間は約120時間。
最大再生時間は送信モードで最大20時間、受信モードで最大17時間の使用が可能です。
対応コーデックは、
送信モード(TX)がaptxHD、aptxLL、aptx、SBC
受信モード(RX)がaptxHD、aptxLL、aptx、AAC、SBC
となっているらしく、ヘッドホンなどと接続する送信モード(TX)では、AAC接続はできないので注意が必要です。
本体サイド正面には、電源ボタンがひとつ。
電源を入れると、ボタン中央のLEDが青く点滅します。
また充電中は赤く光り、再生中のコーデックによりLEDの点滅回数が変わる謎の仕組みです。
電源オンとオフは、共にボタンを2秒長押し。
接続後は10秒間で何回光るかによって、動作ステータスを表しているそうです。
ぶっちゃけ分かり辛いですが、例えば10秒間の間に6回点滅するとAACで動作しているよ……と言う事みたいですね。
我が家はiOSを使っているので、AACしか使わない関係でこれだけ覚えておけば良いので楽ではありますけれど。
裏面には滑り止め。
対応端子は、左からAUX、光デジタル(角)、そして一番右側がMicro USB端子。
Micro USB端子は給電用で、これを接続端子としては使えない模様。
またちょっと見え辛いですが、光デジタル端子穴が2つあるのは受信用と送信用と別だからです。
光デジタル端子で再生できるのは、個人的には大きいと思います。
側面には、TX(トランスミッター)とRX(レシーバー)の切り替えスイッチ。
出荷状態ではTXになっているので、スマホなどを接続する際はRXに切り替えておくのを忘れないようにしましょうね。
付属品をチェック
一番の目的である、光るデジタルケーブル。
一般的な角型です。
ケーブルの長さは約1m。
ひとまず、PCやコンポ周りに置くのであれば長さ的には必要十分でしょう。
AUXケーブル。
長さは60cmほど。
光ケーブルに比べると短めです。
RCAの延長ケーブル。
長さは25cmほど。
先のAUXケーブルと合わせると80cmは超えるので、スピーカーやコンポ周辺で使う分には困らない長さにはなると思われます。
Micro USBケーブル。
ケーブルだけで充電アダプターなどは付属していないので、何かしら用意する必要があります。
また思ったよりもかなり短いので、接続ケーブルよりもこちらの長さの方が問題になるかも知れません。
実際使ってみた
と言う事で、実際に使ってみました。
我が家にはDACであるLavrt DA11があるので、そちらに接続する事にしました。
そのために必要になった光デジタル端子ですね。
ちなみにプリメインアンプのONKYO A-933にもRCA接続してみましたが……うん、これは絶対光デジタル接続の方がいいね!
音質の差はもちろんの事、接続や解除する度にプツンプツンとノイズを立てるので、さすがに煩わしい。
これが標準装備のデバイスが少ないのがとても残念です……。
さて、その接続ですが。
私の使い方だと受信モードしか使わないので、まずはサイドスイッチをRXモードへと切り替えます。
それから電源ボタンを2秒押してあげると、青と赤の点滅でペアリングモードに入ります。
後は手持ちの端末……我が家ではiPadから、『Soundsync A3341』とBluetooth接続してあげれば完了です。
その後は、DA11の光デジタル端子(Import)と、SoundsyncのRX出力を光デジタルケーブルで繋いであげます。
これで準備完了、後は音を鳴らすだけ!
Bluetoothでの接続だからどうかと思いましたが、思いのほか高音質。
さすがに若干曇っていたり明瞭感が足りない感じはしますが、イコライザーで調節すれば問題はなさそうです。
歳を重ねて劣化した私の耳には、これぐらいでも良いのかも知れませんね。
取り敢えず、十分に実用レベルだと判断しました。
今の所、部屋の中で使っている限りでは音の途切れとかもありませんし、何より本体の電源を投入してすぐに使えるようになるのは強み。
使い道はコンポ等への接続だけではないので、色々使える予感。
気になった所
では、気になった部分も羅列してみましょうか。
まず、仕組み的に据え置きのコンポ等に接続するのが前提なデバイスなのに、電源供給をしながらの使用が非推奨な点。
そうなのです、充電しながらの使用は自己責任になってしまうのです。
こちらのデバイスを使う人は、まずは光デジタル接続が目的になると思われます。
逆に言えば接続先は据え置き型であり、こちらも常時接続したまま……にすると思われますが、いちいち電源コードを抜かなければいけないのは解せません。
いっそ、据え置き型として発売した方が良かったのでは……携帯するには大きすぎますしね。
次に、本体の状態が確認できるLEDと、多機能ボタンが同じ場所にある事。
ボタンを押す際にはLEDが隠れてしまうので、指を放すまで電源がON/OFFになった事が分かりません。
それを回避するためにはLEDが見えるようにボタンの端を指で押す必要が生じ、なぜこんな仕様にしたのかを問い詰めたい。
また、トランスミッターモード(TX)ではSBCのみが対象となるため、接続先から無線ヘッドホンなどに音を送る場合、音質や遅延が大きく発生します。
私自身はオーディオにしか接続しないので困らないのですが、TVやゲーム機に接続して使用する目的で購入する場合、肩透かしを受ける事になりますので十分に注意しましょう。
しかし、それらの不満を含めても中々の有用なデバイスだと思いました。
何より、半分死蔵しているようなミニコンポでも現役として復活させる事ができる訳ですから、使わない手はないでしょう。
パッシブスピーカーのミニコンポなんて、余程高価なBluetoothスピーカーでない限りは音質で負ける事は無い訳ですからね。
目的がこれしかないので受信側でのみのレビューとなりましたが、こんな所で!
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