【デバイス】家の出入りが捗るスマートロック セサミ5を買ってみた

2023年10月7日

 

以前から考えていましたが、我が家にもスマートロックを導入してみました。
理由としては、現在使っている鍵で我が家の扉の鍵を開けることはできるものの、閉めることができなくなったため(笑)。
経年劣化の摩耗ですね~、これは仕方がない。
予備はもちろんあるのですが、ひとまず開けることができるのであれば、それを使うよりも検討していたスマートロックを導入した方がいいよね……と言う事で、思い切って買ってみました。

 

スマートロックを導入するにあたり、悩んだのがメーカー。
色々調べた結果、SwitchBot、Qrio Lock、CANDY HOUSE JAPANの3社に絞られましたが、機能面やら値段やらを比較したところ、CANDY HOUSE JAPANが要望の機能をほとんど満たしている上に安価……と言う事もあり、セサミ5を購入してみました。

 

内容物をチェック

 

Amazon辺りで購入しようと思いましたが、製品比較の際に公式サイトをチェックしてみた所、全てにおいて公式サイトの方が安いという謎の現象に出くわしたので、公式サイトで購入しました。
送料入れても公式が最安値なのは、どういうことなの……?

それはともかく、注文から3日ほどで手元に届きました。

 

 

内容物は以下のとおり。

  • SESAMI 5本体 ×1
  • 3.0V 1800mAh CR123A ×2(本体に内蔵)
  • 予備の両面テープ ×2
  • プラスドライバー ×1
  • アダプター用ネジ ×4
  • 説明書など

となります。

 

本体をチェック

 

こちらがセサミ5の本体です。
サイズは93 x 57 x 55 mm。
手の中に納まる程度の大きさです。
更にスリムなセサミ5 Proもありますが、ほとんどの人にはこちらのセサミ5で十分だと思われます。

本体の色はブラック、シルバー、ホワイトの3色。
扉の色や家の環境に合わせて選択するのが吉。
私は無難なブラックを選択してみました。

重量は約140g。
扉への取り付けは両面テープになるので、本体は軽いほど良いですね。

 

 

鍵に合わせての高さを変えるためのアダプター。
取り付けネジが4本付属しています。

 

 

こんな感じで、サムターンの高さに本体を合わせることができます。
両面テープで扉に貼り付ける関係上、セサミ5を取り外すたびにテープを交換しないといけませんが、アダプタをかませておけばネジを外すだけで本体の付け外しができますね。
ただ、予備のネジはないので、紛失には注意しないといけません。

 

 

裏面。

サムターン受けパーツは固定されておらず、上下左右にかなり自由に動きますが、それが正常です。
壊れているわけではないので、安心しましょう。

 

 

サムターン受けパーツは360°制限なく回転します。
つまり、1回転以上回転が必要な鍵でも対応可能との事です。

また、サムターン受けパーツはネジを外せばプレートの幅や高さの調整も可能で、厚みのある特殊な鍵でも対応可能。
極一部を除く、ほとんどの鍵に対応しています。
仮に合わなくても、規格内であれば公式に相談すれば、アダプターを作って対応してくれるそうですヨ。

 

 

本体上部をスライドすると、バッテリーとご対面。

使用電池は長寿命のリチウム電池のCR123A。
家電量販店やディスカウントショップなどで購入できますが、通常の電池と比べると入手難度は少し高め。
普通にAmazonなどで、日本製のものを購入するのが無難でしょう。
もちろん公式サイトでも扱っているので、そちらで注文するのもありでしょう。

 

 

絶縁テープが挟まっているので、抜き取るのを忘れないようにしましょう。
抜き取った瞬間に、表面のBluetoothのランプが点滅するので、目視しながらやるのが吉。
ちなみに公式ではバッテリーは電池2本で1年以上もつとの事ですが、予備のバッテリーは用意しておくといいかも知れませんね。

 

実際に鍵に合わせてみる

さて、まずやる事は、自宅の扉の鍵にセサミ5が合うかどうかです。
実際に扉に押し当ててみましょう。

 

 

我が家の鍵は極標準のものですので、特に本体側を調整することなく取り付け可能でした。
後は、実際にサムターンを回してみて、しっかり回転するかどうかを確認しておきます。
問題なければ、専用のアプリの導入をしていきます。

 

アプリの設定を行う

 

では設定を行っていきます。
まずはアプリストアから公式アプリをダウンロードします(iPhoneを使っているのでリンク先はApp store)。
検索すると2種類ありますが、片方は旧アプリなので、鍵のマークの方をダウンロードしましょう。

 

 

アプリを起動すると、上の画像の画面が表示されるので、右上の①のボタンをタップし、②の新規デバイスをタップします。

 

 

セサミ5が正常であれば、セサミ5の名前が表示されるので、それをタップ。

 

 

鍵の角度の設定をしますが、後で自由に変更できるので、この場面では動作確認も兼ねて適当に登録してしまいましょう。
この時点でサムターンが自動的に回転すれば、正常に接続されています。

 

 

登録完了後、南京錠のマークが施錠の赤かの青で表示されます。
そこをタップしてやると、鍵の開け閉めができるようになります。

 

動作確認をしよう

本体を扉に取り付ける前に、実際の動作確認を行います。
ひとまず本体を床にでも置いておいて、扉の外からアプリが実際に接続されて、解錠可能かどうかを確かめましょう。

 

 

これは家の中に家族がいるので取り付けた後で撮影していますが、皆さんは取り付け前に確認してくださいね?
設置後だと、アプリの設定ミスやうっかりなどで閉め出されかねませんからね。

スマートフォンとBluetooth接続された後は、爆速で鍵の開け閉めができます。
ボタン一つで施錠解錠が可能とか凄い便利……。
ただ、セサミ5との接続はBluetoothのため、実際に解錠できるようになるまでには数秒のタイムラグがあります。
正直、鍵を取り出して使う手間とそう変わりがないため、セサミ5本体だけだと微妙な使い勝手な感じです。

そこで、セサミタッチ、またはセサミタッチProとの同時購入をお勧めします。
これらのオプションパーツを組み合わせると、使い勝手が格段に上昇します。
長くなるので、そちらの方はまた別記事として投稿します。

 

通知機能について

 

通知機能はその名の通り、鍵が施錠や解錠された時に通知してくれる機能です。
アプリ内の通知をオンにする事によって、スマートフォンに通知が来るので防犯にも適した機能ですよね。
もちろん履歴も閲覧できます。

……なのですが、この通知はセサミ5のBluetoothの接続範囲内でないと機能せず、接続された瞬間に十数件の通知が一気に来たりすることもあるので、ぶっちゃけほとんど意味がありません。
正直うっとうしいだけなので、基本的には通知はオフにしておくのがおすすめです。
Wi-Fiモジュールがあれば都度表示されるので非常に意味のある機能になりますが、そのWi-Fiモジュールは入手困難なため自身では確認はできず。
なんで、そんなに品薄なの……?

 

Bluetoothの接続が遅い

本文にも何度も出てきていますが、これはそのままですね。
実用的には左程問題はないのですが、アプリを開いたままでも接続までには数秒程度の時間を要します。
通知機能の項目でも書きましたが、玄関を通過する際にBluetoothの接続が間に合わず、それが繰り返されて十数件分の通知が溜まってしまう事もしばしば。
また、鍵の解錠自体もまたされる場合があるので、鍵を取り出して開けた方が早いよ……と言う事にもなりかねません。
使いたい機能がいくつか封印される事になるので、とても残念な感じです。

ただ、通知や接続に関してはWi-Fiモジュールを導入すれば一気に解決できる問題でもあります。
機能を使いたい人には必須なオプションですね。

 

手ぶら解錠について

まず、前提として。

 

 

手ぶら解錠の項目は、なぜかこんな下の方に追いやられています。
公式さん、使わせる気がないよね? そうだよね?

で、その手ぶら解錠の使い勝手ですが、正直……かなり微妙ですね。
まず、正常に作動しない。
動作がかなり不安定です。
正直、おまけ機能と考えた方が良さそうです。

また、スマートリモコンのNature Remoなどでもそうなのですが、建物によってはGPSの位置が大きくずれることがあり、家の中にいるのに外出時のルーチンが働いて家の照明がOFFになることがたまにあったります(笑)。
そのため200mの範囲で出入りした時に機能するように設定してありますが……それでもたまーにルーチンが働いてしまうことがあります。
それと同様のことが、セサミ5でも起こりえるわけですね。

起きている時ならまだいいですが、玄関と部屋の距離によっては、深夜の寝ている時間帯に鍵が勝手に開いたりする可能性もある訳で、防犯的にはかなり疑問な機能だと思います。
現状の完成度では、基本的には使わない方が良いと思われます。

 

オートロックはタイマー式

なのです。

解錠後、設定した時間が過ぎると、自動的にロックをしてくれます。
設定時間は3秒~1時間の間で調節可能となっています。
閉め忘れには非常に重宝する機能なのですが……こちらの問題点はカウンターがリセットされない事。
つまり、短時間で設定していた場合、ドアが開いたままでも自動的にサムターンを回してしまうと言う事ですね。
ちょっと使い勝手が悪い感じ。

なので、こちらもオプションのオープンセンサーを導入すると一気に化ける機能なので、追加投資がおすすめです。

 

鍵は持ち歩かなくて大丈夫なの?

鍵は絶対に持ち歩いてください

スマートロックは楽に鍵の開け閉めができるようになるデバイスであり、それ以上でもそれ以下でもありません。
電池で動く電子機械である以上、故障したら機能しませんし、バッテリー切れも考えられます。
また、本体が壊れずともセサミ5の両面テープが剥離して落下する可能性もあるため、最後の解錠手段としての物理鍵は必須となります。

必ず持ち出してください。

 

結局買いなの?

簡単に書きましたが、セサミ5本体のみだと機能が制限されて使い勝手はあまり良くないです。
それでもスマートフォンのみで動作するのは強みですが、本来の性能を発揮させるにはオプション……特に、セサミタッチは必須となります。
合わせて購入して欲しいので、次回はセサミタッチについて書いてみたいと思います。

 

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