【ドール】DOLLBOTのDBクラシックボディ/プラチナ肌を買ってみた
ドール用品に関しては、メッチャ久々な更新になりますね!
さて、今回ご紹介するのは、ドール素体の新ブランド『DOLLBOT』様が販売する、DBクラシックボディとなります。
MDDと同じ40cmサイズのボディですが、非常にグラマラスな体型で方向性は全然違います。
よって、基本的にはMDDとは互換性はほとんどありません。
とは言え、互換性がないだけで、ボディとして使えない訳ではないのがミソ。
問題点はありますが、MDD用のボディとして使う事は可能です。
見た方が早いので、さっそく紹介といきましょう。
素体をチェック
こちらが、DBクラシックボディのプラチナ肌です。
MDDと同じサイズとは思えない、肉感のあるワガママボディに仕上がっています。
女性らしいフォルムで、もはや完全にヨウジョとは呼べないな?
こういうのを待っていた!
肌の色は、MDDのフレッシュ肌とセミホワイトの中間ぐらい。
赤みが結構強いので、フレッシュ寄りになるのかな?
ただ、実際にセミホワイトのヘッドを取り付けてみても、色味に大きな違和感がなかったのは重畳。
顔の色がやや白いかな? と感じる程度です。
お化粧している女性もそんな感じですから、無問題でしょう!(ぇー)
ともかく、写真に撮ってみると、言われないと色の違いには気付かないレベルですね。
フレッシュとセミホワイトと比較した時のような、露骨な色味の違いはありませんでした。
とは言え、さすがにMDDの外皮を組み合わせると色の違いがはっきりと分かってしまうので、混合ボディにしたい場合は注意が必要になりますね。
ちなみに色として、プラチナ肌とブラックダイヤモンド肌の2種類が存在しましたが、褐色のブラックダイヤモンド肌は発売後間もなく発売中止。
一体何があったのか……。
そのため、2022年11月現在ではプラチナ肌しか購入できません。
ご注意ください。
ボディサイズはどんなもの?
乳房の大きさ自体は、MDDのM胸相当でしょうか。
左右に離れた好みの分かれる形状をしています。
胸部パーツは乳房の境目で分割されているので、ブラをしていると関節部が目立ちません。
水着などではとても映えそうですね。
ただ、腰の太さがMDDとは違うため、連動する形で胸部のサイズもかなり割り増しとなっています。
比較される40cmドールのサイズを表にまとめてみました。
DBCボディ | MDD | MDDもちあし | MSD | |
バスト | 185mm | S胸155mm M胸170mm L胸180mm |
S胸155mm M胸170mm L胸180mm |
182mm |
ウエスト | 145mm | 135mm | 135mm |
146mm
|
ヒップ | 220mm | 185mm | 185mm | 190mm |
太もも | 135mm | 110mm | 130mm |
こうして比較してみると、DBCボディ自体はMSDに非常に近いバストとウェストのサイズだと分かりますね。
DBCボディへの乗り換えはMDDボディからがほとんどだと思いますが、胸囲的にはL胸よりも大きくなるようです。
そのため、MDDの服はS~M胸対応が大半を占めるため、MDDの胸サイズ専用の服を着せるのは難しそうな感じ?
逆に、MSD対応服であれば着せる事が出来そうな塩梅です。
ただヒップ周りが220mmと、DDの225mに非常に近いサイズになっているため、MSD用であってもズボンやパンツ、ローライズなスカートなどは着せられない可能性があります。
太ももについては、もちあしとそれほど変わらない太さのため、もちあし対応のソックスやズボンであれば履かせられそうですね。
バストサイズについては、公式でS胸が発売されたので、そちらも購入しておくと着れる衣装の幅がかなり広がるかと思われます。
首軸をチェック
首元の外皮の前後にはスリットが入っていて、首軸は外皮があってもぐりぐりと良く動いてくれます。
少なくとも、MDDf³のように下を向けない……と言うような事はありません。
あれはあれでおかしいですけれど。
ただ首軸はそのままでは細く、VOLKSのヘッドには合いません。
また本製品にはヘッドスリーブが標準で付属していますが、こちらは逆にDDHのヘッドの首穴よりも太いので、温めて強引に取り付けるか、ヘッドの穴加工が必要になります。
ただしMDDのボディと双方の付け替えをすることを考えると、ヘッドスリーブの使用はよく検討した方が良さそうですね。
なので!
DDHのヘッドを装着させたい場合は、マスキングテープやシリコンチューブなどで首軸の太さを調整しましょう。
多少座りは悪いですが、ヘッドを傷つけずに付け外しができるようになります。
衣装によっては引き続きMDDのボディを使いたい事もあると思いますので、この方法なら簡単に付け替えができますね!
可動範囲をチェック
ボディの外皮はとても柔らかく、内部のフレームに比べ中身はスカスカ状態になっています。
関節付近でも、指で挟むとぐにぐにと簡単に形が変わるぐらい柔らかいです。
そのお陰か、MDDとは比較にならないほど可動範囲が広く、デフォルト状態であさちゃんちのフルセットにも劣らない動きを見せてくれます。
上の写真のように、当然ながら足首も三軸なので、地面に対してしっかりと接地できます。
しかし、私は何を思ってこんなポーズにしたのか……?(困惑)
分割は胸からされているので、胸部は上の写真のような曲がり方をします。
腰から曲げる訳ではないので、残念ながら色々と見た目的な問題が。
ちなみに見た目が破綻しない程度でしか動かしてないので、実際はもっと前後にぐいぐいと動かせます。
動かせる理由は、胸部の内部フレームが二重関節になっているためです。
そのお陰で人間の可動範囲を超える勢いで曲げたりもできますが、前後共に上の写真のようにフレームが直接露出してしまいます。
特に背中側が酷い。
これが、DOLLBOT素体のとても残念なポイント。
これが嫌で、二重関節を接着剤などで固定してしまった人もいるぐらいです。
見た目を取るか、可動範囲を取るか悩みどころではありますよね。
腕は二の腕にくっつくレベルで、きっちりと曲げられます。
ただし、逆方向にもかなりの勢いで曲がるので、腕を取り外した後、どちらが右腕でどちらが左腕なのかか分からなくなりました(笑)。
一応完全に曲がる方向は決まってるみたいなので、分からなくなったら少し肘関節を引き抜いてみるのがいいかも。
凹みがあるほうが前です。
膝の二重関節の構造により、正座もできます。
……正座もできますが、見た目が非常に残念なことになります。
一応改造で、関節のひとつを接着剤などで固定してしまう事によって、見た目はマシになるようです。
しかし可動範囲は確実に狭くなるので、この辺りも好みによりますね。
ハンドパーツをチェック
付属のハンドは『開きハンド』。
何気に汎用性高いです。
ハンドは手軸にハンドアダプターを装着し、その上でハンドパーツを挿し込む形で固定されます。
非常に着脱しやすいのですが、このハンドアダプターが曲者で、ポロポロ外れやすいため割とストレス元になります。
簡単に外れてしまうと言う事は紛失をしやすいわけで、取り扱いには十分に注意する必要があります。
ハンドパーツ自体も非常に柔らかいので、取り付けに苦労する事はありません。
ただ公式から発売されているべハンドが、『丸ハンド』と『つかみハンド』の2種類しかないのが少々問題。
特に、物を持たせることのできるハンドがないのが致命的です。
早急に追加を希望します。
また、写真では分かり辛いですが、初期型のハンドパーツは素体に比べて黄色いです。
新型の方は所持していないのでどうなっているかは分かりませんが、一応お気をつけ下さい。
つまりDBCボディは
以上の仕組みにより、とにかく良く動くので、女性らしいフォルムでのくねくね感を簡単に出すことができます。
もちろん無改造でです。
MDDボディでは難しい、抱え込むようなポーズもご覧の通り。
ただ、良く動くと言う事は関節部の隙間がとても残念な事になってしまうので、人を選ぶのは確かですね。
特に背中の造形は擁護しようがありません。
互換性はどうなの?
みなさん、気になる所はやはりここでしょう。
MDDf³ボディとの互換性!
ぶっちゃけて言えば、基本的に互換性はないと言ってもいいでしょう。
基本的には……と言うのは、MDDf³の腕パーツのみですが、無加工でDBCボディに取り付け可能だからです。
MDDのハンドパーツを使いたい場合は付け替えたりすると良いでしょう。
また、DBCボディのフレームとMDDボディのフレームは、それぞれの外皮を取り換えても機能するようです。
関節の隙間がどうしても気になる場合は、両者を入れ替えてみるのも手かもしれません。
ちなみにこちらの手段を使えば、DBCボディの手軸でMDDのハンドパーツを装着する事ができたりします。
同様に、FashionTail様のハンドパーツも、付属のシリコンチューブを使えば装着可能。
残念ながら、ねぢどーる様のハンドパーツは軸穴の深さが足りないため、無加工では大きな隙間が生じてしまいます(装着できないわけではない)。
実用としては使えないため、ねぢどーる様のハンドパーツを装着したい場合は、DBCボディの手首パーツを追加購入し、先端を切り取る改造を施すといいでしょう。
自己責任になりますが!
そして、他社のドールも交えて改めて一覧を作ってみました。
参考サイトによってサイズが結構違うので、ホント参考程度でお願いします……(苦笑)。
公式で確認できるものは、公式の数値を表記してあります。
DBCボディ | MDD | MDDもちあし | MSD | PRABOX40 | オビツ50 | AZO2 | DD | |
バスト | 185mm | S胸155mm M胸170mm L胸180mm |
S胸155mm M胸170mm L胸180mm |
182mm |
S胸:165mm |
M胸:185cm | 240mm | M胸:225mm |
ウェスト | 145mm | 135mm | 135mm |
146mm
|
132mm | 128mm | 135mm | 145mm |
ヒップ | 220mm | 185mm | 185mm | 190mm | 200mm | 196mm | 240mm | 225mm |
太もも | 135mm | 110mm | 130mm | 128mm | 152mm | 150mm | ||
足 | 50mm | 50mm | 55mm | 60mm | 60mm | 60mm | 65mm |
衣装に関しては、ボディサイズの項に書いたように、腰から上だけならMSDに近い体型です。
ただしヒップ、太もものサイズが違うため、MDD、NSD、DD、オビツ50、AZO2、AngelPhiliaのいずれもボディ対応衣装も、帯に短し襷に長し……な感じです。
着れるものは着れるし、着れないものは着れません。
正直、MDDサイズでグラマラスなボディと言うのは極少数の需要だと思われるので、ディーラー様が対応服が出してくれるかどうかもちょっと怪しいです。
特に下着が壊滅に近いのは大問題。
ショーツは伸びる素材を使っていても、ブラはそうじゃないディーラー様が大半ですからね!
衣装を充実させるためには、かなりの工夫が必要になりそうですね。
ふとももに関してはもちあし対応品であれば問題なく着用できるようです。
足のサイズはMDDとほとんど同じですので、脛を介しない足パーツだけで完結できるシューズは着用可能。
ブーツ関係もいけますが、ロングブーツ辺りは怪しいので、もちあし対応品を探す方が無難でしょう。
DDHヘッドの装着について
こちらも首軸の項に書いていますが、実際にDDHのヘッドをDBCボディに取り付けると、ある問題が生じます。
胸パーツの首の前後にスリットが入っていますが、DDH側のヘッドの問題で、スリットが丸見えになります。
うつむき加減にすれば見えなくなりますが、首の角度にかなり気を遣う必要が生じるのですよね。
正直、気になる人はかなり気になると思います。
私も、このスリットは正直ダメだ……(苦笑)。
MDDの胸パーツは加工すれば使える
私は試してないので、聞きかじりです(笑)。
切ったり削ったりすれば、MDDのS胸~L胸をDBCボディに取り付ける事ができます。
色味の違いが出ますが……そこは我慢して下さい!
この加工の利点は、腰のサイズが合うのであれば、そのままMDDの衣装を着せる事ができる点です。
また、首のスリットの問題も解決するので、胸の形が気に入らない人も試してみる価値はありそう。
ちなみに、ラジカル式の桃胸もそのまま装着できます。
胸囲が違うので段差ができてしまいますが、やわらかおっぱいの寄せられる利点は強いので、ごまかしながら装着するのはありでしょう。
思ったよりも関節の保持力が弱い
個体差かも知れませんが。
首軸がヘッドの重さに負けます。
角度を大きく変えると、そちらの方向にカクンと首軸が倒れてしまいます。
こちらはネジを更に締める事によって解決しましたが、フレームへの負担が心配です。
また、腰(と言うか胸?)の関節も弱いです。
前後にやはり重さに負けてカクンカクンします。
こちらはすでにネジがいっぱいいっぱい締めてあるので解決せず。
同様に、股関節、膝関節、足首の関節も支えられない訳ではありませんが、弱めの印象。
あさちゃんちフルセットでカスタマイズされたMDDの感覚でボディを扱うと、かなり戸惑うハメになります。
しつこいですが、単純に個体差かも知れませんのであしからず。
また、改善版の方は分かりませんが、旧型のフレームは結構フレームの骨折がしやすいようです。
交換用フレームは販売していますが、取り扱いには十分ご注意ください。
ブラやショーツが隙間に食い込む
胸に分割線、股関節の可動範囲が広い……と言う事で、ブラやショーツが、関節の隙間に落ちます。
そう、完全に食い込みます。
ショーツについてはアゾンのAZO2でもそうだったので予想できていましたが、胸部の関節は頭を悩ます問題ですね。
本当に、直しても動かすたびに食い込みますよ!
DBCボディを扱うには、この問題は切っても切り離せないので、何とか付き合っていく必要がありますね。
実際にボディを使ってみた
最華様のヘッドをヘッドオンし、MSDの衣装を着せてみました!
正直着れるかは不安でしたが、SENで購入したチャイナドレスは、背中のファスナー部が壊れないか心配になったもののいけました。
SENのチャイナドレスがいけたなら、Petite Marieのチャイナドレスもいけるのでは……と思ったら、ドンピシャ。
こちらはMDD用ですが、ワンピースタイプであれば着れる可能性は高そうです。
TOA Claris様のピンタックワンピースもS胸であれば着せられました。
恐らくS胸であれば、MDDのM胸と同じ程度のサイズになると思われるので、用途によって付け替えするのが良さそうです。
TcDoLL様の下着は、MDD用でも問題なく着れました。
伸びる素材であれば、何とかなるようです。
ヤフオクでお馴染み、nyni55様のバニースーツも無理かと思ったのですが、エナメル素材でも生地が伸びたのでぎりぎりいけました。
すぐに胸がポロリといってしまうのが難点ですが。
サイズさえ気を付ければ、意外と着れる事が判明しました。
共通するのは、服の素材が伸縮性のあるものに限る、と言う事でしょうか。
あと、ですが。
こういった、MDDの胸の位置に合わせた胸当てのあるような衣装は、デフォルトの胸では着れません。
着れないと言うか、胸がハミ出ます。
おっぱいが左右に離れているため、このような弊害が……。
素直にS胸を採用するか、MDDの胸パーツを取り付けるかした方が良さそうです。
と言うか、寄せ胸タイプの胸パーツの発売を希望します。
あと、L胸タイプも同様にお願いいたします!
割と切実に……。
まとめ代わりのメリットとデメリット
そんな訳で、最後にDBCボディのメリットとデメリットを書いてみます。
メリット
- 無改造でMDDのボディとは比較にならいレベルでよく動く
- 40cmクラスの幼女型のボディをグラマラスボディにできる
- 太ももが特に最高
デメリット
- 肌の色味がVOLKS製品と微妙に合わない
- 外皮のみの購入が現状ではできない
- 公式ハンドパーツの種類が少なすぎる
- ハンドに物を持たせることができない
- ハンドパーツアダプターを紛失しやすい
- 保持力は思ったほど強くない
- DDHのヘッドだと首のスリットがかなり気になる
- 可動範囲が広すぎるゆえの関節の隙間がかなり気になる
- 下着が関節の隙間に落ち込む
- おっぱいの形が合わない人にはとことん合わない
- MDD専用サイズだけでは、着せられる服が少ない
- 新規メーカーなので、いつなくなってもおかしくない
うん、まぁ……分かっていましたが、デメリットの方が多いです!
現状では、それを飲み込んだうえで入手するボディですね。
私は最華様は大人の女性なので喜んで飛び付きましたけど、人に強くお勧めできるかと言えば……う~ん?……と言ったところですかね。
でも、ボディを改良するにも種類を増やすにも、必要になのはとにかく売れる事。
みんな、ぜひ買いましょう!
ディスカッション
ピンバック & トラックバック一覧
[…] 【ドール】DOLLBOTのDBクラシックボディ/プラチナ肌を買ってみた | 月光お茶の間雑記 (mlkt.sakura.ne.jp) […]