【MDD】いもねこ製のやわらか一体型ボディ『M胸 ぽちゃこ体型』を買ってみた

 

超☆お久しぶりの更新です。
言い訳はせぬ!
やる気が起こらなかったんだ……!

 

と言う事で、久々の記事はいもねこ様制作の、シームレス一体型ボディの紹介になります。
シームレスと言っても全身ではなく、胸部、腰、太ももまでが一体化したものです。
ドールにおいては関節とは大事なものです。
しかし体の中心の関節部……特に胸部と腰、股関節は非常に目立ち、特に股間部は可動範囲を確保するために細くなっていたりえぐれていたりと、下着や水着などを着せた場合に気になってしまう人も多いかと思います。
逆に言えば上に挙げた関節さえ見えなければ、美しくボディを見せる事ができるわけです。

 

今回購入したのは、服を着せると言う目的をガン無視し、ボディの肉厚のボリュームのみを追求したぽちゃこ体型のボディとなります。
L胸もありますが、最華様にプレゼントしたかったのででM胸をポチってみました。

注文から手元に届くまでがおおよそ一ヶ月ほど。
注文状況により納期は変わるとは思いますが、参考までに。

 

内容品

 

以上が、購入時点でのセット内容になります。
後は、取扱説明書(?)があるだけですね。
ディーラー様の販売物はちょくちょく内容が変わるので、これまた参考程度にして下さい。

 

 

まずは肝心要のボディです。
もはや幼女の体型ではないな?
完全に大人のボディです。
いいぞ、もっとやれ!

股間部は特に何かしら造形されていたりするわけではなく、穴が開いているだけです。
とは言えさすがにアレなので、モザイクはかけておきました!

 

 

パーツその1。
太もも用の接続軸です。
ちなみにf³用を購入したので、f³用です。
1番と2番で軸の太さが違うので、サイズに合わせてどちらかを使用する形になります。
とは言え、基本的にドール用品のパーツ精度は割とガバガバなので(f³になってマシになりましたが)、自身で太さを調節する事になるとは思いますけど。

 

 

こちらは腕の接続軸です。
こちらも1番と2番が用意されており、合う方を使用します。
ちなみに接続軸は消耗品扱いなので、別途購入する事が可能です。

 

 

パーツはどうしても個体差が出るので、削るための紙やすりですね。
私の場合はパーツがスカスカだったので使いませんでしたけど。

 

 

シリコンパーツではお馴染みの、べた付きやブリードを抑える役のベビーパウダーと、塗布用のスポンジです。
シリコンパーツを購入するような人は、別途購入済みだとは思いますけれどね。

 

 

ヘッドがぐらつく場合に使用する蝶ナットです。

 

ボディを実際にチェック

付属品の紹介が終わった所で、さっそく完成品をお披露目していきましょう。

 

 

見よ、もう幼女なんて言えないムッチリボディ!
最華様は大人の女性なので、理想的なボディが手に入ったと思います。

腰はぽちゃこ体型……と言うだけあって、やや太め。
個人的にはもう少しくびれてるといいかな!
とは言え、お尻のボリュームがあるので、普通に細い腰と言えます。
むしろヘッドの大きさを考えれば、純正ボディよりもバランスが良くなっている感じはしますね。

ちなみにパーティングラインは普通に目立ちます。
掲載の写真ではパーティングラインをPhotoshopで消してあるのであしからず。

 

 

手にした印象としては、ラジカル様のやわ尻に比べると軽く感じます。
DDとはサイズが違うから当たり前ですが、密度も随分と違う感じがします。
やわ尻はみっちり詰まってるような印象で、それに比べると少し頼りなく感じますかね。

また、ラジカル様の桃胸ややわ尻は沈み込むような柔らかさですが、いもねこ様のボディは柔らかくはありますが弾力のある硬さと言った感じです。
ラジカル様の桃胸のように胸を寄せたりはできなさそうです。
いもねこ製の胸部は持ってないので比較はできないですけれど、一体型だから硬めにしてあるかも知れません。

 

 

ムッチリさせた反面、胸部(おっぱいの方じゃないです)の厚みも増しているので、純正やディーラー製でぎりぎりフックを掛けれらるようなブラジャーや、そう言ったサイズの服は着せるのが困難になります。
特にブラジャーはサイドが伸縮性のある素材を使ったものでないと、フックまで届かなくなりますね。

 

 

お尻周りは特にボリュームが増しており、ぶっちゃけMDD対応のスカートやパンツ、ショーツは入りません。
試してみた所、AZO2サイズでぎりぎり、適正はDDサイズと判断しました。
下着で上下を揃えたい場合、伸縮性のあるものでなおかつ、DDとMDDでデザインが同一の物を求める必要がありますね。
割と無理ゲーでは……?

試した中でMDD用の下着で辛うじて着せられたのは、aile d’ore様の下着のみ。
チョコメロ下着も頑張れば着せられない事はありませんが、ショーツが裂けそうで怖くなりますよ?

 

 

首軸は金属製。
蝶ナットが締められるように、ネジが切ってあるものです。
ごめんね、ごめんね。
マスキングテープで太さを調整したけど、取れなくなっちゃったのよね……。

可動域は純正と同じく首の根本。
頭を倒すには首(と言うよりほとんど肩)から曲げるしかないので、不自然極まりなくちょっと残念な仕様。
あさちゃんちフレームが恋しくなりますね……。
ネジは切ってありますが、取り付けごとにヘッドを取り外すのが面倒になるので、マスキングテープで太らせて使うのが良いと思います。

また、手足については既存のボディから拝借しても良いですが、ボディを入れ替える度に軸の調整が必要になる可能性が高いため、専用に新しく購入した方が良いかと思います。
ちなみにあさちゃんち様のオトメユニットがそのまま使えました。
参考までに。

 

可動範囲について

 

さて、肝心の可動範囲ですが、ゆるいポージングならいける……と言った所でしょうか。
少なくとも、ラジカル様のやわ尻に比べるとかなり劣ります。
腕は前後には動かせませんし、椅子に座らせることも難しいです。
関節の保持力が弱く、支えがないとすぐに元に戻ってしまうからですね。
ちなみに四つん這いは無理です。
写真ではそれっぽく見せているだけです。

 

 

先ほど上に貼った写真ですが、実はこれ、両腕で支えられていて辛うじて体勢を保っているだけであって、片方でも支えがなくなるとそのまま後ろに倒れてしまいます。
曲げようと思えばかなりの範囲でぐんにょりと曲がりますけど、それを支えられるだけの保持力がない訳ですね。

また、両腕……特に両足の軸は非常にすっぽ抜けやすく、持ち上げただけですっぽ抜けたり、ポージングの最中も頻繁にすっぽ抜けたりとかなりストレス。
マスキングテープで太らせたりもしてみましたが、余り効果は実感できず。
かと言って、抜けないようにきつきつにすると今度はボディ内のダボ穴に挿し込めなくなると言うジレンマもあり。
見えませんからね。

そういった仕様から、持ち上げてボディを軽く振ると、股間や胸部がぶるぶると震えます(笑)。
と言う事は立たせたりするのもかなり困難となり、基本的には壁やスタンドなどの支えが必要になりますね。
当たり前ですけど、あそ棒は使えません。

と言う事で、現時点では、かなり難点が多いかと思われます。
しかし……

 

 

この暴力的までなftmm!
このボリュームは素晴らしいと思わんかね?
そもそも一体型でも腰を隠すような衣装着せてどうするのと思わなくもないですが、これだけでも、このボディを購入した価値はあったかと思います。
ソフビでこのボリュームがあれば良かったのですけれどもね……。

腰部のサイズさえクリアすれば、MDD用のワンピースなどは基本的には着せる事ができますね。
写真はCALULU様の衣装。
余裕で着せられます。

スカートやショートパンツを穿かせたい場合は、下着と同じくDD、またはAZO2用が適正サイズです。
丈が長くなるので、気になる人はリトルワンダーワードローブ様のDD用スカートを購入すると丈もバッチリですぞ!
あそこのスカートはDDだとちょっと短すぎるんですよね。

 

 

こちらはAZO2用のバニースーツですが、お尻がほぼAZO2と同等と言う素晴らしきボリューム。
さすがに胴の長さが違うので胸部が怪しいですけれど、取り敢えず着せる事はできました。
タイツは同商品のセット品ですけれど、長すぎる余りは靴の中に押し込む事によってクリア。
よって、ソックスやタイツはAZO2用を使うと良いかも知れません。
どちらにしても、伸縮性の高いものでないと履かせられませんがー。

 

 

支え等あれば、このぐらいのポーズは可能です。
撮影している間にもズレてきたり傾いてきたりしたので、私としてはちょっともどかしかったですけれどもね。

 

 

そんな感じで、いもねこ一体型ぽちゃこ体型の紹介でした。
正直、かなりのじゃじゃ馬です。
シリコンですからブリードの関係で長時間衣装は着せられませんし、締め付けるような服は跡が残ります。
そこは当然としても、関節が固定できる範囲の狭さ、保持力の弱さ、各部のすっぽ抜け、合う衣装がほとんどない……等、問題だらけです。
しかしMDDにはこの素晴らしいボリュームのボディは他に存在しませんし、扱い辛さを考えてもそれ以上の魅力があります。

人にお勧めできるかと言うと正直頭を抱えますが、それを乗り越えた先に魅力が出てくるタイプのボディです。
肉感が足りないとお嘆きの人には、大いに勧められます。
幼女じゃない大人の40cmサイズのドールをお求めの人は、購入を考えてみるのも良いのではないでしょうか