【Steam】リトルナイトメア2を買ってみた

 

そう言えばプレイするだけで紹介してなかったね!

と言う事で、リアルナイトメア2をお届けいたします。
リトルナイトメアと言えば、前作では『静寂と見える恐怖』と言う不気味で不安を掻き立てられる世界観が魅力のゲームでした。
とにかく没入感が凄く、やめ時を失うほどに緊張感がありました。

そんなリトルナイトメアですが、前作を購入したのは、そもそもがリトルナイトメア2が発売された事によるセール中だったためであり、当然のことながら前作をプレイした後にすぐに購入に走ったのでありました(笑)。
とまぁ、そのぐらい魅力のあるゲームだったわけです、ボリュームは少ないけどね!

 

対応機器は、PS4(PS5)/Nintendo Switch/Xbox Series X/Xbox One/PC Digital……と、幅広いマルチ。
PS4とswitchのみパッケージ版があります。

では紹介してきましょう。

 

不気味で不安な世界観は健在

 

『見えるゆえ』の不安や恐怖。
とにかく何が起こるかが分かってしまうからそこに行きたくない……と言う感覚は健在です。
むしろパワーアップしているぐらいで、特に学校のあのシーンはこのキモさを考えた人って天才じゃね? と言うぐらい、とても良く仕上がっていると思います(笑)。
ぜひ体験してみてね!

 

今回は相棒がいる

 

前作は主人公の『シックス』の孤独な一人旅でしたが、今回は相棒がいます。
相変わらず主人公は周囲から比べるとミニマムサイズなので、ひとりでできる事は限られています。
しかし相棒と協力する事によって、そんな状況を打破しつつ進めていく展開となる訳ですね。

相棒は中々に優秀で、詰まった場合などギミックを示してくれたり、主人公を誘導もしてくれます。
ひとり悩まなければいけなかった前作とは大違いだ!

……まぁ、その相棒自身が、前作主人公の『シックス』な訳ですが!

時系列としては前作より前の話になります。
むしろシックスだと言う事は劇中で明かされるまでの秘密でもよかったんじゃね、とか思わないでもないですけどねえ。

 

 

そして今回の主人公はモノと言う少年。
電波塔の怪電波により歪んだ世界に捕らわれたため、そこから脱出するために行動を開始します。
しかしこのモノ、なぜか常時覆面を被っています。
覆面は収集要素にもなっており、程度の差はあるものの、素顔をはっきりと見せる事はありません。

 

攻撃もできちゃう

 

今回は、新たに『攻撃』と言う要素が追加されました。
障害物に限らず、トラップや敵への攻撃も可能です。
前作ではただ逃げ回るだけでしたから、随分と大胆に要素を変更してきたなあ……と言う感じ。

とは言え、基本的に主人公たちはこの世界では弱い存在には間違いなく、自分たちと同じ大きさの相手にしか武器は振り回せません。
武器も常時持ち歩いている訳ではなく、必要に応じて現場で振るえる物を探して使う……と言う感じです。
逆に言えば殴れる武器が転がっていると言う事は、それをすぐに使う場面があると言う事。
緊張する瞬間ですね。

問題は射程距離や当たり判定が割とシビアな事。
軸違いで空振りしてしまいそのままやられる事も多く、結構なストレスがかかると思われます。

 

初見殺しが多い

 

今作は非常に初見殺しが多いです。
前作ではストレス要素の一つだった操作のミス以外での死亡率を、遥かに上回る勢いなぐらいに多いです。
どうしてこうなった。

ゲームスタート直後から殺意MAXのトラップの数々なので、前作プレイ済みの人はかなり面食らうかも?
ただ冷静になってよく見れば必ず兆候はあるので、すべての即死ポイントを初見で回避して進める事もできるかも知れません。
とは言え、反応が少しでも遅れたら押し潰される等のタイミングがシビアすぎるトラップも多いので、どう考えても無理ゲーですが!(諦め)

 

チェックポイントが増えた

 

上にも書いた通り即死ポイントが非常に増えましたが、その関係からかセーブポイント……と言うかチェックポイントの間隔がかなり狭まりました。
前作ではチェックポイントが少なく、死亡した場合やゲームを中断した場合など、かなり手前まで戻される事が多々ありました。
しかし今作では、何かしらのギミックの手前に大抵チェックポイントが配置されているようで、やられてもすぐに再開できるようになっています。
これは良い改善点ですね。

 

ロード時間は短い

Steam版なので余り参考にはならないかも知れませんが、やられた場合などのリトライ時間は普通に短いです。
即やり直りができるため、それに関するストレスは殆どかかりません。
何度でも挑むといいよ!

 

操作性は相変わらず悪い

 

操作性に関しては前作と大して変わっていません。
後半に行くほど、複数のボタンの同時押しが必要な複雑な操作が要求されるため、押し間違いによる事故が多いのは相変わらずですね。
軸違いによる武器の空振りも然り。
アクションゲームが苦手な人には、ちょっと厳しいゲームかも知れません。

 

肝心のクリアまでの時間は

 

気になるところですよね。
一応公式的にはボリュームは約2倍になっているとの事ですが、私感では6時間~7時間と言った所になります。
Steamでのプレイ時間は14時間となっていますが、私の場合は放置時間が長いので(笑)、実際のクリア時間はそれぐらいになります。
多少詰まりながらでもそのぐらいですから、こう言うゲームに慣れた人ならもっと短縮できるでしょう。

前作がクリアまで大体4時間程度でしたから、約2倍と言えば合ってる……のか?(困惑)
いずれにしても、フルプライスで購入するとちょっと高く感じる事でしょう。
日本一のゲームのフルプレイスに比べれば、全然マシですけれどね!

短いかどうかはその人次第だと思いますが、価格なりの価値はあるとは思いますよ。

 

前作はプレイしていた方が良い?

 

正直どちらでも良いです。
今作をプレイしてから前作をプレイすると、チェックポイントの問題で結構厳しい事になるとは思いますが、ストーリー的には1をプレイしていなくても何ら問題はありません。
ただ『シックス』関連のあれこれを知っているのと知らないのとではかなりゲームの印象が変わるので、新鮮な驚きを味わいたければ前作は先にプレイしておいた方がいいかも知れません。
前作をプレイ済みの場合は「あ~……やっぱり?」とかなりますからね。

 

このゲームは買いか?

 

少なくとも、前作をプレイ済みの人についてはお勧めできます。
ただ初見の人の場合は、基本的にストーリーは投げっ放し、ユーザーの想像力にお任せする形の終わり方をする事だけは知っておいた方が良いと思います。
これに関しては、特にリトルナイトメアと言う作品が……と言う訳ではなく、洋ゲーでは割とありがちな事なので、それを踏まえた上で購入する分には楽しめる作品となっているかと思われます。
とにかく、考察しがいはありますよ!(笑)