と言うわけでして、ここ2日間、話の流れから勧められたフリーゲームをプレイしておりました。
先日紹介した、『こ~こはど~この箱庭じゃ?』を知人に見せた所「やってみるといいよ」と勧められたのが、この『パレット』。
第4回アスキー エンタテインメント ソフトウェア コンテストでグランプリを獲得し、1000万円の賞金を手に入れた作品だそうです。
ツクールが結構好きだったりする私も、名前だけは聞いた事はありますが、実際にゲームはやったりしないので、人様のをするのはサンプル以外では初体験だったりします(笑)。
ちなみにこのゲーム、『Forget me not ~パレット~』と言う名前で、プレイステーションで商品化されているそうです。
ちっとも知らなかったな(´・ω・)。
詳しい内容はこちらを見て貰うとして、私的な感想をば。
全体的なアイデアは秀逸だと思います。
記憶の欠片を集めていく事により、徐々に全体像が見えてくる過程は、やめ時を逸してしまうぐらいに楽しかったです。
また効果音の使い方や曲もなかなかな物で、その辺りはさすがかな、と思わせる所があります。
しかしかながら、その記憶の欠片を集めると言うシステム自体が結構好き嫌いが分かれるのではないかな、と。
このゲーム、『B.D』から記憶を引き出す過程を再現するためか、行動ゲージが用意されています。
これは精神世界の部屋間を移動する、または障害物を破壊する、などの行為で減っていき、0になると『B.D』が頭痛を起こし、どれだけ進んでいようとも精神世界の入り口へ強制的に戻されてしまいます。
最初の内は移動できる場所も少ないため、それほど面倒ではないのですが、記憶が徐々に引き出され、移動できる場所が増えていくごとに、かなり面倒な作業となってしまうのです。
基本的に進め方は決まっているようなので、どれだけ行動ゲージがあれば、どの部屋の何処の辺りまで行ける……と言うのは計算可能です。しかし記憶を引き出すたびにあちこちでイベントが増えていくため、それを何度も入り口に戻されつつ探索する作業が結構に厳しかったりします。
一つイベントをこなすと、行ける場所が単純に増えるわけではなく、以前行った事のある部屋で別のイベントが増えている事も結構あるので、結局広い精神世界でしらみ潰しの探索をやらされるハメになるわけです。
ストーリーの方も何かぼーっと終わったなあ……と言う感じで、ちょっと微妙でした。
過程はとても楽しかったのですけれどね。
兎にも角にも、一風変わったゲームではあるので、お暇な方はプレイされてみてはどうでしょうか。
パレット